昔の仲間に誘われてのバイクツーリング、昨年11月に強風で流れて以来、3度4度と悪天候による中止が続いていたのですが、今回ようやく実現しました。
参加車両は、カワサキの旧車2台、最新のNinja1台、ホンダのレブル大小2台、ドカ2台、ハーレー2台、そして私のBMWの計10台です。
カワサキの旧車2台は金も時間もかけたバイクで、どちらも雑誌に取材されたりしているそうです。
前日まではっきりしない予報が続いていて、今回もダメかもと半ば諦め気味だったのですが、目的地である房総半島南部は前日になって降水確率0%と変わりましたので、決行が決まりました。
誘われてのツーリングとは言え、目的地が私の地元千葉県ですから、私がツーリングコースを考えることになり、房総半島最南端の野島崎灯台をひとまずの目的地として、バイクで走って気持ちが良いコースを設定してみました。
集合地点は舘山道の君津PA下りで、房総半島を走る時は殆どここが集合地となります。東京・神奈川組もアクアラインを渡ればすぐのところですから集まりやすく、県内でも北西部に住む私の方が時間はかかります。
9時集合ですが念のため早めの6時に出発することにして、成田空港を突っ切り、芝山はにわ道を走って松尾横芝ICから圏央道に乗りました。走り始めた時にはまだ薄暗かったですが、既に成田空港方面へ向かうクルマの数は多く、成田の市街地、新勝寺近くでは軽い渋滞もありました。早めに出ておいて良かったです。
それでも十分時間に余裕はありましたから、圏央道千葉エリア唯一のPAである高滝PAでひとまず休憩することにしました。ただここには店舗はおろか自販機すらなく、本当にトイレ休憩するだけのPAです。
昨年はここでメールチェックしてアクアライン不通の為中止となったことを知り、愕然としたのですが、今回は大丈夫そうでした。
この日ここまでの気温は10℃から12℃、念のためヒートテック上下を着込み、厚めのウェアとインナーダウンで丁度良い感じでしたが、唯一グローブの選択を誤り、皮一枚のスリーシーズングローブでは手が冷えてとても辛かったです。グリップヒーターも指の外側は温めてくれませんから、久々に手がかじかむ感覚を思い出しました。
君津PAには8時20分頃到着、手が冷たいのでゆっくりゆっくり走っていると、PA直前で見覚えのあるハーレーウルトラに悠然と抜き去られました。
全員早めに集合しましたので定刻の9時を待たず出発、さすが現役ビジネスマン(ウーマン)、時間には正確です。
まずは舘山道を終点の富浦ICまで走って、インター近くの大福寺、通称「崖観音」に行きます。聞いて見ると知らないメンバーが多く、他県民からの知名度はいま一つのようです。
そこからは海沿いに「内房なぎさライン」を走って洲崎を通り過ぎ、南房総観光の定番、野島崎灯台に到着しました。駐車場にバイクを停め、海沿いを少し歩きましたが、ここは全員何度も訪れているところでしたし、そもそも観光目的のツーリングでもありませんから、ブラブラその辺りを歩いただけです。
今回は、南房総の気持ち良い道を走るというのが趣旨で、その一つ内房なぎさラインは、薄日が差す穏やかな東京湾の海をずっと右手に見て、交通量も少なかったですから、十分気持ち良く走れたと思います。
そしてここからはもう一つの目玉「安房グリーンライン」です。野島崎灯台から房総半島中央部をほぼ真北へ向けて延びる快走道で、なぎさラインにもまして交通量が少なく信号もない、適度なアップダウンとカーブの続く道ですから、皆楽しんでいたようです。
私はと言えば、コース選定者という立場上今回はトップ走行となりましたので、正直そうそう楽しんでばかりはいられませんでした。走行ペースを一定にすることもそうですが、10台でのツーリングともなれば先頭から最後尾まではかなり長くならざるを得ず、後続車が赤信号にかかることも多発します。その都度路肩で待つのは当然ですが、間に一般車が挟まったりするとその後ろが見えなくなったりして中々大変でした。いつもは長老という立場から(?)中団で楽させてもらっているのですが、そのありがたみがよくわかりました。
当初昼食は「道の駅三芳村鄙の里」にある「ビンゴバーガー」と考えていて、苦手な人は同じ道の駅にある農家レストランを勧めようと思っていました。ところが直前で、この農家レストランが8月で閉店してしまった事を知り、ビンゴバーガーは諦めて、富浦IC前の浜焼きや海鮮丼の店が並ぶ施設まで戻って各自好きなものを食べてもらうことにしていたのです。
ところがグリーンラインの終点近くでやはり後続が赤信号に引っ掛かり路肩で待っている時「道の駅 グリーンファーム館山」という施設の前であることに気付きました。新しい道の駅で、私も来たことが無かったですから、後続待ちをしていた数台と相談して、昼食はここの「のうえんカフェ舘山」にしました。
洒落たメニューが並んでいたのですが私は「ロールキャベツプレート」を選択、濃厚なカレーに浸ったロールキャベツというものを初めて食べました。美味しかったのですが、ロールキャベツの繊細な味は感じられず、ハンバーグカレーに近いかなと感じてしまったのは私の舌の限界かも知れません。
高速で帰宅するメンバーに富浦ICまで同行してそこで皆と別れ、県道88号線等、半島内部を北上する下道をクネクネ走って帰宅しました。自宅近くで事故渋滞に巻き込まれて30~40分時間をロスし、もう暗くなった17時過ぎにガレージにバイクを戻しました。丁度400kmの走行で、渋滞を加味して実走行時間が8時間程、平均速度は50km/hとなりますが、一部高速走行ですからこんなものでしょう。
次はツーリングよりもFTRのバッテリー交換が優先課題ですね。