シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

群馬・埼玉車中泊旅:2・3日目

 

「道の駅しもにた」で車中泊した群馬2日目は、朝一番で「富岡製糸場」に行く予定でした。ところが前日の昼間、出発前に仕事をしてきた宇都宮の会社から、少し相談があるのでこの日の9時からリモートで1時間程時間が取れないかと打診されました。遊びでフラフラしているだけですから時間はいつでも取れますし、ハイエースの車内でリモートすることも全然問題ありませんので、道の駅でそのまま9時まで待機してリモート態勢に入り、1時間程打ち合わせをしました。
この駐車場は東側にある山の陰となっていて、リモートを始めた時にはまだ日が差さず車内はとても寒かったのですが、途中日が当たり始めると急に暑くなってきました。段々上着を脱いでいく私を見て、メンバーは何だ?と思ったことでしょう。

 

打合せを終えて富岡製糸場に着いたのが10時半頃、多くの観光客で賑わっていました。ガイドツアーを勧められたのですが、前日の高山社跡でのガイドツアーがとても親切丁寧で、その分かなり時間がかかってしまいましたので、この日は丁重にお断りして単独で自由に見て回ることにしました。それでも当時日本の近代化を支えた大工場の面影は十分感じることができましたので、次は妻も誘ってゆっくり来ようと思います。その時はガイドツアーもお願いして。

 


見学を終えて戻ったのが12時過ぎでしたから、駐車場の前にあった「伊勢屋」という昭和風情のラーメン屋さんで昼ご飯を食べることにしました。ラーメンではなく「支那そば」、もち米のおにぎりも炊き込みご飯とかではなく「しょうゆめし」です。
支那そば(小盛り)としょうゆめしを食べて730円也!とても安いですし、外見通りの懐かしいラーメンの味も満足でした。

 

急な業務のために少し時間が押し気味になりましたので、群馬県のもう一つの目的地だった碓氷第三橋梁はパスして埼玉県に向かうことにしました。前日の桜山公園でも紅葉は盛りを過ぎていましたから、南の埼玉県の方が可能性はありそうだと考えたのです。
やはり紅葉ウォーカーで検索したのですが、埼玉県でも多くの名所は既に落葉・散り始めとなっていて、今でも見頃となっている数少ない場所の中から「鳥居観音」「名栗湖・有間渓谷」の2か所を選びました。土地勘がありませんのでマップで大体の位置を調べて選んだのですが、他にも良い所は沢山あったのだと思います。

 

富岡から前日訪れた桜山公園の登り口にある鬼石までは、完全に来た道を逆戻りすることになり、そこからすぐ先はもう埼玉県です。県境越えの山道を1時間余り走って到着した鳥居観音は、平沼弥太郎という地元の名士がお母さんの遺言に沿って建てた寺院で、誰もが参拝できるようにという観点から、特定の宗派に属さない単立寺院として運営されているのだそうです。
ここでも紅葉は盛りを過ぎていましたが、入間川を挟んで向かいの山にある銀杏の木などが目を楽しませてくれました。
そこから5分程の名栗湖周辺も同様で、紅葉を楽しむには時期が遅すぎましたが、名栗湖を作った有間ダム等の景観は十分見る価値がありました。

 

 

日が傾いて来ましたのでこの夜の宿泊場所を探したのですが、ここから一番近いのは途中通り過ぎて来た芦ヶ久保の道の駅でした。しかし前日に続いてまた同じ道を何十キロも後戻りするのは気が進みませんでしたし、埼玉県の南部では川口まで行かないと道の駅がありませんでしたから、この日は圏央道の狭山PAで車中泊することとして、一旦東京都入りし、青梅ICから圏央道に乗り入れました。

 

PAのレストランで簡単に食事を済ませ、最初は良い感じで宿泊態勢だったのですが段々大型トラックが普通車エリアまで進出してきて、そのうちの一台のエンジン音が到底眠れない程大きく、夜中の1時頃眠るのをあきらめて、次の菖蒲PAまで移動することにしました。前々回の記事でトラックのアイドリング音にも慣れて来たと書いたのですが、この日の音量はちょっと許容範囲を超えていました。
ところがたどりついた菖蒲PAも狭山にもまして大混雑で、大型トラックの間に挟まれる形でしか停めるスペースがありません。ここも諦めて次は東北道の蓮田SAまで走ったのですが、蓮田SAは駐車場も広大ですし24時間営業のローソンもあるので終夜普通車が出入りしており、普通車スペースへの大型車進入もありませんでした。

 

2時半頃ようやく眠れる状態となり、朝8時周囲が騒がしくなった頃に目覚めました。
ここまで帰って来ればウチまで1時間もかかりませんし、埼玉でも紅葉はもう終わりという雰囲気でしたから、今回はこれで旅を切り上げて帰宅することにしました。
実質2日間の旅で、紅葉の旅というよりは富岡製糸場と絹産業遺産群の旅という趣きでしたが、それはそれで楽しかったです。

 

 

 

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