12月第1週も3日連続で宇都宮での仕事となりました。千葉県柏市での仕事が一区切りとなりそうなので今後も宇都宮比率が高まりそうです。
当初は1日空いて2日間の予定で、もう寒くなってきましたから車中泊はやめて日帰り2回の積りでした。
ところが初日の会議中に、翌日も打合せ出来ないかと打診され、結局3日連チャンとなったのですが、着替えなども持ってきていませんからその日はひとまず帰宅し、翌日・翌々日と1泊2日で出直すことにしました。単独日程で前泊・後泊するのは私の勝手ですから宿泊費はもらえませんが、この場合は大手を振って宿泊費が請求できますので、寒い思いをして車中泊しなくても良くなります。好きで車中泊していたのですから文句を言う積りもありませんが。
北関東栃木県の県庁所在地宇都宮は、12月ともなればかなり冷え込んで来て、路面凍結という話もちらほら聞かれるようになってきます。今年は異常に暖かい日が続いていましたが、この頃から急に寒くなってきましたので、車中泊だけではなくクルマでの往復も今後しばらくは見合わせる事になりそうです。南国育ちのドライバーである私は雪道・凍結路には基本的に近付かない主義ですから、当分は新幹線のお世話になります。
2日目の朝宇都宮入りして現地で担当者と落ち合い、打ち合わせを終えたのがお昼前、ご飯を食べに行きましょうということになって案内されたのが「飯城園」という町中華です。宇都宮餃子会にも加盟している、ラーメン(この店では、先日行った富岡の伊勢屋と同じく「支那そば」と呼ぶようです。)と餃子が看板の店ですが、常連である彼の一押しは「レバニラ定食」でした。何でもその日に仕入れた新鮮なレバーしか使わない、全く臭みの無い絶品レバーなんだそうです。
お勧めのままにレバニラ定食を注文し食べてみたのですが、確かに美味しいレバーで、ニラもシャキッとした歯ごたえが残る、他店のレバニラとは一線を画す美味しさでした。
いつもは自分でホテルを取るのですが、この日はとても混んでいて予約に苦労していたところ、一緒に食事をした彼が予約してくれました。
宇都宮には何度も泊っていて、殆どは駅前のホテルなのですが、この日は少し離れたところにある聞いたことのないホテルでした。和室ですが良いですかと言われて問題ないと答えたのですが、今時のビジネスホテルで和室というのも珍しいなと思っていたら、案の定昭和風情たっぷりの築40~50年は経っていそうな古びたホテルでした。
広い角部屋で隣の部屋の物音も聞こえなかったのは良かったですが、自分で布団も敷きシーツもかぶせ、と何だか合宿気分でした。衛生観念のバーが高く無い私には許容範囲でしたが、我慢できない人も居るかも知れません。
今宇都宮はLRT(ライトレールトランジット)の開通で盛り上がっていて、更に日光・鬼怒川方面への観光の中継点としてインバウンド客でも賑わっています。そのせいでホテル価格も上昇の一途で、駅前ビジネスホテルが2万円超えとなる日も多くなっています。このホテルもこの日は一泊1万円半ばの料金でしたが、さすがに費用対効果は悪いと言わざるを得ません。
夕食は近くにある「山泉楼」という本格中華の店で食べました。以前会食で使ったことがあり、宇都宮では知られた中華料理店のようです。昼から連続して中華料理ですが、本当はそのそばにあるラーメン屋に行こうと思っていたのです。意識高い系(?)の店名がつけられた店で、本来この手の店には近付かないのですが、昼間の「飯城園」でラーメンと餃子にも未練が残っていて、店の前まで行って見たところ、何だか薄暗い店内で、夕食時にもかかわらず一人もお客さんがいませんでしたから、謹んでご遠慮申し上げることにしたのです。
山泉楼では「海老・ホタテ・イカと木の子のXO醤炒め」という「何でも全部入り!」みたいな一品にライス・スープをつけてもらったのですが、XO醤の味付けが絶妙でとても美味しかったです。
その後は昭和風情のホテルに戻り、布団は清潔で気持ち良かったですから朝まで熟睡しました。翌朝出発前には「ペニー・レイン」という有名なパン屋さんで看板商品の「ブルーベリーブレッド」を買って仕事に向かいました。これも前日食昼を共にした彼からの紹介で、帰宅後妻と食べたのですがとても美味しかったです。
今回彼からの紹介は、「飯城園」「ペニー・レイン」が〇、ホテルが×で2勝1敗といったところですかね。