先週の日曜日夜、私が好きな女性ヘビメタバンドLOVEBITESのボーカルであるAsamiさんの単独ライブがあったのですが、そのライブはネットでも同時配信されましたので、生まれて初めて自宅でのオンライン視聴というものを経験しました。
東京のライブハウスで行われるクリスマスライブを生配信したもので、現場で聞くのが当然一番なのでしょうが、この日の昼間には前回の記事で書いた谷中の朝倉彫塑館に出掛けることを予定していましたから、最初からライブ配信を申し込みました。
もちろん谷中の方は変更も可能だったのですが、クリスマスライブというちょっと気取った雰囲気のライブで、しかも少人数の会場というのが気恥ずかしかったことと、更に料金がディナーショー並に高かったことが配信視聴を選んだ理由です。それに100席限定という少人数でのライブですから、仮に申し込んでいたとしても当選確率はかなり低かっただろうと思います。
この日のライブは昼の部、夜の部の二部制で、私は19時半開始の夜の部に申し込みました。自室のPCで視聴準備を整え待機していると、定刻前からチャットでの賑やかなやり取りが始まりました。私なんかはライブが始まってしまえば、チャット入力したり他人のを読んだりする暇はとても無くなってしまったのですが、開始以降も皆さん盛んにやり取りしていてビックリです。それに配信となれば基本的に人数制限も場所の制限もありませんから、英語やその他の言語での書き込みもあり、国際的なんだなあと感心していました。
AsamiさんはLOVEBITESというヘビメタバンドのボーカルですが、元々はソウルやR&Bの出身(他の記事からの受け売りです・・)で、この日の選曲もそのジャンルのもの中心でした。あまり詳しくない私でも知っている有名曲が多く、アース・ウィンド・アンド・ファイアーやアレサ・フランクリン、シカゴなどは懐かしかったですし、宇多田ヒカル、ミセス・グリーンアップルなど新しめの曲も織り交ぜて、幅広いジャンルで圧倒的な歌唱力を堪能させてくれました。
彼女はLOVEBITESでは中心的な作詞者として活動しているのですが、ソロでのオリジナル曲はありませんから、この日もすべてカバー曲でした。
定刻から少し遅れて始まったライブは、ゆる~いトークを挟みながら、12曲約2時間のセットリストでした。セットリストを略してセトリと呼ぶことを娘が習っていたダンスのサークルで知ったのですが、若い子たちの間ではセトリの方が既に市民権を得ているようですね。
PCの画面と音響ですから迫力不足は否めませんが、そもそもLOVEBITESのような爆音ではありませんし、ヘッドホンで聞いていれば十分楽しめました。欲を言えばリビングのTVの大画面ならもっと良かったでしょうが、この日は妻も在宅でしたし、そこは我慢せざるを得ませんでした。
また気楽な部屋着で、まったりコーヒーを飲みながらの視聴(酒を呑めませんので・・)はとても安楽で、他人の目を気にする必要もなく、意外とこれでいいじゃんという気にもなりました。
この配信は、シンガポールのZAIKOという会社が、WOWOWと組んで日本で運営している会社の有料配信システムを使っていました。設立がコロナ禍で多くのイベントが中止または延期を余儀なくされた時期でもあったことから、業績も伸びているようなのですが、まだまだ一般に浸透しているとは言い難く、私もZAIKOという名称自体初めて聞きました。