シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

電子マネーのこと

 

キャッシュレス化が遅れていると言われる日本でもかなり電子マネー等が存在感を増してきて、私なども現金を使う機会はかなり減ってきました。

 

今私が持っているのは、「楽天Edy」「Suica」「PayPay」「楽天Pay」「WAON」「nanaco」ですが、WAON、nanacoは持っているだけで使ったことはありません。
PayPayや楽天Payはモバイル決済だから電子マネーとは呼ばないのかと思っていましたが、これも電子マネーの一種なんだそうです。

 

最初に使い始めたのは「Edy」でした。勤務先が入居していたオフィスビルにSONYの関連部門も入っていたことが関係するのだと思いますが、当時SONYが立ち上げたEdyが館内の商業施設全店で使える電子マネーとなっており、確か入館証ともセットになっていたことから、必然的に使うようになりました。当時まだ電子マネーは黎明期でSONYのEdyとJRのSuicaが覇権争いをしていましたが、Edyが一歩リードという状況だったのではないかと思います。

 

それがSuica定期券を使うようになって一気にSuicaの利便性が高まり、一時は電子マネーを使う時は殆どSuica、という状況になったのですが、やはりその頃世間の勢力図にも変化が見られ、Edyは徐々に押され始めました。後発のPayPayが強力な販促キャンペーンで一気に追い上げてきたことも大きいと思いますが、これは母体のSoftbankお得意の手法ですね。
そしていつの間にかEdyはSONYから楽天に身売りし、楽天Edyとなってしまいました。ユーザーとしては別に不利益は無いのですが、元々大のSONYファンだった私としては、また身近から一つSONY製品・サービスが消えることとなって寂しかったです。

 

そしてその後しばらくはSuicaがメインの電子マネーとなっていたのですが、Suicaに対する不満もあって、また今は楽天Edyをメインに使うようになっています。その不満というのはSuicaの家計簿ソフトとの連携の悪さで、私が使っているのはマネーフォワードという家計簿ソフトなのですが、下に使用例を載せてみます。
秋に福井周辺を旅した時の出納履歴で、余計なものは省いていますが、Edyがローソン○○店とか自販機とか表示されているのに対して、Suicaが一律「物販」としか表示されていないのがわかると思います。このマネーフォワードというソフトは、連携先(SuicaとかEdyとか各銀行とか)から引っ張ってきたデータの内容欄(ローソン○○店とかいう部分)と過去の私の利用実績から、右側の「食品」とか「飲料水」とかいう科目を分類してくれるのですが、「物販」では分類のしようもありません。それに自動仕訳は間違っていることの方が多いですから、手作業でそれを修正することになりますが、数日たってから見直しても「物販」では私自身何だったか思い出せないことも多いです。

 

 

という理由で、SuicaはEdyが使えなかった場合の緊急避難としてしか使わないようになっているのですが、残念ながらそういうケースが最近増えていて、楽天にはもうひと踏ん張りして欲しいものです。
そしてSuicaもEdyも使えない、といったケースでも使えることが多いのがPayPayなのですが、タッチ決済の積りでレジまで行って、使えないことがわかって慌ててPayPayを立ち上げるというのが嫌で、そういった時はもう現金で、となってしまうことが多いです。財布から現金を取り出すのも手間は変わらないのでしょうが、何だか焦ってしまうのです。
このひと手間が加盟店の設備投資額を少なくして加入数を増やしている理由だろうとは思うのですが、やはり使い勝手はEdy、Suicaのタッチ決済が勝ると思います。

 

マネーフォワードという家計簿ソフトを使う以上は、連携データとして取り込める電子マネー、クレジットカードの方が現金より数倍便利なのは確かですから、もう現金決済主体に戻ることはないと思いますが、完全キャッシュレスにならない限りは、常にいくらかの現金は持ち歩かないと不安ですから、カードが増えた分、財布は厚くなったとも言えます。まあ大半の電子マネーはスマホに納まるようにはなりましたが、、、。

 

 

 

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