桜旅8・9日は地元で迎えました。翌日からは旧友との交流や家族と合流しての墓参り等、桜旅にくっつけたイベントが続きますので、純粋な桜旅はこの日で一度中断します。
前日は香川県の西部を回りましたので、この日は香川県の中央部である高松市に向かい、その後は四国上陸時には通過するだけだった徳島県に行って見ます。その時まだ徳島県はソメイヨシノが見頃にはなっていなかったので今回リベンジするのですが、徳島⇒高知⇒愛媛⇒香川という巡り方は四国八十八カ所の巡礼順とも重なります。翌日会う旧友の内の一人は2回目の巡礼を始めていて、私が徳島上陸した翌日徳島入りしていたようですが、地元だけあって仲間内でも八十八カ所巡りをしている人間は多いです。
流石にみんな歳ですから殆どがクルマなのですが、この時期徒歩で四国を巡っているお遍路さんは沢山居ましたし、外国人の姿も珍しくありません。桜を愛でながらのお遍路も良いですね。お寺には大抵見事な桜がありますから。
まず朝食は、四国地方ではまだ健在のモーニング文化を味わうべく、最寄りの喫茶店に向かいます。雨模様でしたから、高台にある道の駅から下る時に雲海らしきものも見ることが出来ました。
「1弗館」という喫茶店は私がまだ若い頃からこの地で営業している店で、当然代替わりはしているのでしょうが、50年程も続いているだけで大したものです。
この後最初に訪れたのは高松市郊外の「公渕(きんぶち)森林公園」です。雨が降ったり止んだりでしたが、近所の家族連れがのんびり桜見物していました。落ち着いた良い公園です。
そこから東に向かって走り徳島県の桜ですが、翌日以降は予定が入っていましたので、徳島市に絞り、西部公園と眉山公園に行って見ることにしました。眉山は徳島市の有名スポットですが、西部公園は初耳でした。地図で見ると眉山公園のすぐ近くでしたから好都合です。
住宅街を抜けて狭い山道を登って行くと西部公園に到着しました。小高い丘の上にある公園で、雨模様の平日ということもあり混雑ということはありませんでした。
そしてナビに指示されるままに眉山公園に向かったのですが、西部公園は眉山公園と同じく眉山の上にあり、その西方にあるから西部公園と名付けられているようで、登って来たのより更に狭い眉山の尾根道をクネクネ走って眉山公園に到着しました。
同じ眉山の上の公園ですから景色はよく似ていて、どれがどちらの写真か良くわからなくなってしまいました。生憎の天気でしたが、展望台から見下ろす徳島市、瀬戸内海の眺望はなかなかのものです。眺望という点では眉山公園の方が勝っていますね。
その後は鳴門を経由して瀬戸内海沿いを走る国道11号線で高松市郊外の道の駅に向かいました。この道は私が若い頃は徳島・高松を結ぶ殆ど唯一の幹線道で、いつも混雑していたのですが、高速道やバイパスが出来た今では交通量が減ってとても快適な道となっています。元々瀬戸内海ぎりぎりを走っていますから横切る道が少なく信号が殆どありませんし、風光明媚な瀬戸内海の景色をずっと目にしながら走れますので、今では結構お気に入りの道です。
前日に続いて温泉付きの道の駅でしたが、夕食は途中鳴門の道の駅で調達して来た地元の食材で済ませ、風呂だけ入ったら早々に就寝しました。
そしてこの道の駅にも桜並木があって、きれいにライトアップされていました。