シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

浅草流鏑馬を観て来ました。

 

桜旅Ⅱから帰った翌日の土曜日、妻と台東区で開催された「浅草流鏑馬(やぶさめ)」に行って来ました。この予定が先に決まっていたので桜旅を前日で切り上げて帰って来た訳です。

 

この行事の事は今年の初め頃にネットの情報で知り、妻と相談して申し込んだのですが、それまで浅草という繁華街で流鏑馬が定期開催されている事自体全く知りませんでした。
浅草寺の東側、隅田川沿いにある隅田公園を会場として開催されていて、今年で41回目となります。江戸時代には浅草神社の正月行事として1月5日に開催されていたのですが、現在各地に残されている流鏑馬の形式とは異なる様式の神事だったものを、観光行事として他の流鏑馬と同様な形で復活させたものなのだそうです。

 

流鏑馬開始は13時でしたが、会場は10時半に開くとの事で全て自由席でしたから、昼食を食べて12時には入る積りで出掛けました。
雷門周辺は相変わらずの大混雑でしたから、少し歩いて公園通りというところにあった「元祖釜めし春」という店で、妻は五目釜めし、私はカニ釜めしです。
この辺りまで来れば雷門あたりの喧騒に比べてかなり静かですが、それでも11時開店直後の店内はかなり混雑していました。

 

 

店を出て再び雷門方面に戻り、松屋浅草店の横を通り過ぎて隅田川に出ればそこが流鏑馬会場で、隅田川沿いにあって細長く真直ぐな公園の敷地をうまく利用して流鏑馬の馬場を作っていました。
細長い馬場に沿ってパイプ椅子が並べられていて、手の届くような近さを騎馬が駆け抜けていくのは迫力満点でしたが、馬にも気性の違いはあるようで、開始前からかなり入れ込んでいる風の馬は全速で駆け抜けて行きましたし、大型でおっとりしている雰囲気の馬は走り方もゆったりしていました。

 

 

最初に騎乗した射手が順に馬場を往復し、そのあと儀式が始まって行列が会場を行進しました。その間この流鏑馬の執行管理をしている小笠原宗家の方による流鏑馬の由来やそれぞれの儀礼・衣装・武具などの意味の説明があります。英語通訳付きだったのですが通訳はかなり高齢の方らしく、英語に疎い私が聞いても「あ、かなり端折ったな」と感じるところが多かったです。私の隣は西洋人の男性と日本人女性のカップルだったのですが男性はかなり日本語が堪能で、通訳が翻訳を簡単に飛ばしてしまう度に、「それは違うだろ」と日本語で突っ込みを入れていました。

 

その後いよいよ流鏑馬の始まりですが、一の的から三の的まで駆け抜けながら弓を射て行くのは素人目に見てもかなり難易度が高く、確か各自3つの的×三回での全的的中者はいなかったと思います。
老若男女、外国人の騎手もいてかなり多様化は進んでいますが、子供(小学校中学年?)の騎手が白い絹布を土に着かないようになびかせて走るという儀式?種目?には、大型でおっとりしている馬が選ばれて、ゆっくりゆっくり走っていきました。そのおかげで絹布は土に触れてしまっていましたが、、、。

 

 

現代では神社等で流鏑馬を開催することが多いですから、ここのように背景にビルが迫っている光景は珍しいと思います。マンションが多く、流鏑馬が始まるとベランダに出て上から見物する住民の方もいましたが、ここは隅田川沿いに桜並木が続いていますから、少し前までは満開の桜が楽しめたでしょうし、その後ろの隅田川の流れは年中眺めることが出来る訳で、素敵な住環境ですね。

 

流鏑馬が終わった後は少し周辺を歩くことにして、「今戸神社」まで行って見ました。白猫が自由に暮らしていることが岩合光昭さんの番組で紹介されて有名になった神社なのですが、残念ながらこの日はいませんでした。神出鬼没で、出会えれば幸運を手にすることが出来る招福猫なんだそうですが、境内に沢山ある招き猫や猫グッズにはあまり興味がありませんでした。
また、途中にある「待乳山聖天宮(まつちやましょうでんぐう)」にも立ち寄ってみました。難読地名ですし、更に「しょうてんぐう」ではなく「しょうでんぐう」らしいです。
歩いていて、スカイツリーがほぼ根元まで見えるスポットを見つけて写真を一枚。お天気も良かったですし、楽しい一日となりました。

 


 

 

 

プライバシーポリシー お問い合わせ