この日は夫婦で都内散策です。
第一目標地点は上野公園の不忍池そばにある「したまちミュージアム」だったのですが、まずは昼食を銀座コリドー街にある筋肉食堂で食べてから行くことにしました。
かなり遠回りとはなるのですが、今回妻が病院で高コレステロール・高血糖を指摘され、コレステロール薬の処方が始まってしまいましたので、今後はまず運動、そして食事は低脂肪・低血糖・高たんぱくを心がけなくちゃねということで、この日はそのキックオフ的な意味合いのお出かけでもあったのです。
私は以前から血糖値・コレステロール値・中性脂肪高めを指摘され続けているのですが、彼女は自分もその仲間入りをしてしまった事に少なからずショックを受けていました。老いを実感したみたいです。
彼女は今もフリーでヨガのイントラをやっていますので、運動についてはさほど心配なさそうなのですが、食事には私同様の注意が必要となります。まあ夫婦揃って同じ症状ですからメニューを考えるのは簡単となったとも言えます。
銀座コリドー街にある筋肉食堂にはこれまで夜しか来たことが無くて、ランチメニューを見るのは初めてでした。平日の12時過ぎとあって近隣のオフィスから来たらしい若いサラリーマンで賑わっていました。
例によって写真を撮り忘れましたのでお店のHPの写真をお借りしましたが、「限定」という言葉に誘われて、「【限定10食】リブロースステーキプレート150g」というのを頼みました。筋肉食堂は高たんぱく・低脂肪がキャッチフレーズですが、ことさら低血糖をウリにしている訳ではありません。ただランチメニューのセットは「玄米」「白米」「千切りキャベツ」から選ぶことが出来ますので、低血糖も意識すべき我々としては、ここは迷わず千切りキャベツにすべきところです。しかし意志薄弱な二人はステーキを千切りキャベツで食べる程の覚悟がまだできておらず、玄米で妥協することにしました。
実際の料理は玄米、サラダも一緒になったワンプレートで提供され、歯応えのある赤身肉とこれも硬めの玄米はゆっくり味わいながら食べるには最適でした。この日我々はキックオフという事でややお高めのメニューを選びましたが、平日限定のランチメニューにはハンバーグや鶏もも肉等リーズナブルでヘルシーなものが多く、健康志向の若い人たちにはうけているようです。
筋肉食堂までは新橋から歩いたのですが、さっきも書いたように、これまで筋肉食堂に来るのは夜ばかりでしたから、昼間のコリドー街を歩くのはかなり久しぶりでした。
昔ここ銀座コリドー通りから二本東側の数寄屋通りに今もある「はしご」の担々麺(ここでは、だんだんめんと呼びます。)を食べに通ったことがあり、その時はしょっちゅう昼間のコリドー街を歩いていた訳ですが、当時はまだコリドー街という名称もなく、ガード下と呼んでいたような記憶があります。今ほど担々麺の専門店が一般的でなかった時代、ここの担々麺は他とは一味違って病みつきになったのですが、今では支店を出しているからなのか、「はしご本店」と呼ぶようです。
銀座コリドー街は今や都内有数のナンパスポットとなっているらしく、確かに夜は国籍様々な若い男女でごった返していますが、昼間は閑散とした感じで、筋肉食堂そばの「美登利寿司」にだけは相変わらずの外国人の行列ができていました。
今ネットでコリドー街をちょっと検索してみたところ、「女子必見!銀座コリドー街でナンパされる簡単な5つのポイント」といった記事が溢れていました。ナンパ指南だけでは無くて、ナンパされ指南まで出回るご時世なんですね。