前日まで荒れ模様だった天気が回復し、行楽日和となった6月最初の日曜日、娘と彼氏、私たち夫婦の4人で富津市にある「花はなの里オートキャンプ場」にデイキャンプに行って来ました。保護猫や犬が場内で自由に暮らしていて、彼らとのふれ合いが売り物の素朴なキャンプ場です。
娘の彼の家庭は犬派だったようで、幼いころから常にワンコがそばに居て、猫とのふれ合いは殆ど経験が無いのだそうです。このオートキャンプ場の事を話してみると是非行きたいということでしたので、チャンスをうかがっていて、この日それが実現したのですが、梅雨前の不安定な天候が続いていましたのでそれが心配でした。
娘からは彼がこの日をとても楽しみにしていて、中止となれば落ち込みそうとも聞いていましたので、もし雨天なら隣の君津市にある「ドリプレ・ローズガーデン」という英国風庭園を押さえとして考えていました。ご夫婦が丹精して作り上げた庭園で、ここでも猫たちが自由に暮らしているのですが、カフェレストランがありますし、猫たちが寝ているハウスもありますから、雨でも楽しめるのじゃないかと思ったのです。ただここはローズガーデンという名前でもわかる通りバラが売り物の庭園で、今まさにバラの最盛期を迎えていますから、この時期の日曜日に急に行って、果たして入場できるのかは不透明でした。私たちが以前ここに行ったのは去年の12月の初めでしたからシーズンオフで、ゆっくり猫とも触れ合えたのですが、、、。
そんな心配をしながらも、徐々に予報も良い方に変わって行き、当日は前日までの強風も収まって上天気となりました。
娘たちとは君津市内のスーパーで待ち合わせて、食材の買い出しをした後現地には11時過ぎに到着、早速ハイエースの横にタープを張ってバーベキューの準備です。私のは専用のカーサイドタープではなく、ソロ用の小さなヘキサタープですが、十分役に立ってくれています。
初めは簡単にガスだけでやろうと思っていたのですが、手持ちのガスコンロ(私がキャンプ用に持っているのはイワタニのタフ丸ジュニアという奴とSOTOのシングルバーナーです。)だとどうしても鉄板焼きとなってしまいます。油を控えたい私たち夫婦にはやはり網焼きだなと直前になって考え直し、娘たちの手元にあるという炭を持って来てもらうことにしました。
ところが長期保存していたらしい炭がなかなか着火してくれず、手元にあった着火剤「今治のホコリ」を使い切ってもまだ火力が上がりません。急遽着火剤と炭を現地調達して何とかBBQは出来たのですが、「ジュージュー」という景気の良い音は殆ど聞かれず、かすかな「シューシュー」という音に終始したBBQでした。
まあこの日はBBQではなくニャンコとのふれ合いがメインでしたし、その点では娘の彼氏も堪能してくれたようですから、この日の目的はほぼ満点で達成です。17時のチェックアウトタイムギリギリで撤収を終え、恒例の館山道渋滞に巻き込まれながら船橋周辺まで帰ってきたところで一緒に夕食を取って、その後解散しました。私たち夫婦と娘もちょうど1年ぶりの訪問となり、猫ロスが多少なりとも解消できました。
このキャンプ場は私と同年配の(ということはかなり高齢の)女性オーナーが切り回していたのですが、なかなか広い場内の維持・整備には手が回っていないんだなと感じさせられるところも正直ありました。私なんかはその素朴さ・気取らなさが気に入っていたのですが、昨今の高規格キャンプ場に慣れた人には向かなかったのかも知れません。ところが去年から息子さん(?)と思われる男性がメインで運営に携わるようになって、設備や備品も徐々に更新され始め、システムも近代的に変わってきています。オーナー女性はワンコやニャンコとふれ合いながら、できることを手伝うというスタンスのようで、とても穏やかな感じとなって若返ったような気さえします。かといって一気に高規格キャンプ場に衣替えという雰囲気もありませんし、今のままの路線で今後も長く愛されるキャンプ場であって欲しいです。
ニャンコとの初の濃厚接触で嬉しくなった彼氏が沢山の写真を撮ってくれましたので、何枚かランダムに掲載しておきます。