我が家のPOLOは今年の4月が車検期でした。3月末からはHIACEで桜旅に出る予定でしたから、その前にディーラーに車検に出し、即日仕上がりで無事帰って来たのですが、車検証と車検シール(検査標章)は後日郵送しますのでご自分で保管・掲示をお願いします、とのことでした。
車検整備の期間そのものが、昔は一週間近くかかることもあったのが最近ではディーラー車検でも即日完了が普通となり、その代わり車検証は後日となっているようです。
車検制度について調べてみると、1990年代以前の一般的な車検の流れは、
1.ユーザーが車を整備工場に預ける
2.整備工場は車を点検・整備
3.整備が終わったら、陸運支局(国の検査場)に車を持ち込んで検査
4.合格すれば車検証と検査標章(シール)を受け取る
5.車をユーザーに返却
となっていて、これに2~5日程度かかるのが一般的だったようです。その代わりその過程で車検証と車検シールも交付されるので、手元に戻ってくるときにはちゃんとシールも貼られていた訳です。
そして現在では、「指定整備工場(民間車検場)」に検査を実施できる権限が付与されて、実車を陸運支局に持ち込まなくても良くなったので、即日車検が可能になったのです。
POLOの車検証とシールも数日後郵送されて来て、桜旅から帰ったら貼ろうと思って保管していたのですが、しばらく時間が経ってその存在そのものをすっかり忘れてしまい、あげく他の郵便物と紛れて捨ててしまっていたようです。
近頃ではPOLOに乗る機会もあまり無いのと、日頃車検シールの存在そのものを意識したことも無いので、3カ月以上経過するまでそのまま放置していたのですが、ある日妻から「そういえば、、、」と切り出されました。その時点では自分が預かっていた事すら忘れていたのですが、どうも妻の言い分に正当性がありそうで、部屋中探したのですがどうしても見つからず、結局上に書いた通り捨ててしまったんだという結論に至りました。
そうとなれば再発行するしかありませんのでディーラーに聞いて見ると、勿論代行はしますが費用も掛かります、個人でも簡単な手続きなのでご自分で陸運支局に出向かれてはいかがですか?との事でした。
それなら自分でやろうと決めて調べてみると、OCRの申請用紙は自宅でプリントアウトもできましたので、早速準備して野田にある陸運支局に行こうとしたのですが、その前に罰則について調べたところ、
車検証不携帯:50万円以下の罰金 、原本の携帯が必要でコピーは不可
車検シール不掲示:50万円以下の罰金、フロントガラスへの掲示義務あり
どちらも道路運送車両法に基づく義務であり、違反すると罰金刑が科されます。罰則はそれぞれ独立して科される可能性があり、警察官に停止を求められた際に「車検証がない」「シールも貼っていない」となれば、2件の違反として処理されることがありますが、実務上は悪質性や故意性の有無、状況の軽重によって、警告で済む場合もあります。
となっていました。
故意ではありませんし、自分では悪質とも思わないのですが、罰則について知ってしまった以上はPOLOで行く訳にもいきませんので、今回はHIACEの出動となりました。最初は実車の確認もするのか?と思っていたのですが、上記の車検の流れを見れば、車検整備そのものでも実車持込みは不要なので、車検証再発行で実車確認などあるはずもないです。
野田の陸運支局に着いたのは12時5分前だったのですが、既に午前の受け付けは終了し、13時から受け付け再開となっていました。さすがお役所、かっちりしています。ただ手続きそのものはとてもスピーディで、13時に午後の受け付けがスタートし私が車検証を手にするまで1時間余りでした。申請に来ている人は私以外殆どプロばかりで、まごまごする人もいませんのでストレスもありません。外国人業者の姿もとても多かったですね。
帰宅後早速シールを貼り、車検証はグローブボックスに収めて、これであと2年間は大丈夫です。