夕食後のひと時、妻とリビングで観ていたTV番組で、松上げという京都に伝わる火祭りを紹介していました。京都市左京区の花脊という山里に伝わる神事で、毎年8月15日の夜に行われているのだそうですが、ネットの紹介文を要約すれば、
「川原に立てられた約1,000本の松明に一斉に点火し、その後高さ20メートルの燈籠木(トロギ)に取り付けられた大笠に向かって松明を投げ上げて火をつける。男衆はその点火を競い、手投げの松明を投げ入れる様は壮観。そして燃え上がった大笠は引き倒されて、火の祭典はクライマックスを迎える。洛北の山村に伝わる愛宕神事で、火伏せと五穀豊穣を祈願する。」
ということで、TVの映像で見てもかなり勇壮で見応えがありそうでした。
TV放映時点ではまだ8月初めであり、もしかしたらまだ行けるのかもと思って調べてみると、参加は自由となっているものの、左京区でもかなり北部の洛北といわれる地区らしく、アクセスは自家用車又は鑑賞バスとなっていました。路線バスもあるのですが、行事終了時点では最終のバス便が終わってしまっているので使えないようです。
流石にお盆時期の京都までハイエースで乗り込む気力はありませんし、レンタカーで勝手の分からぬ京都の狭い道を走るのも気が進みません。
ということで、翌日鑑賞バスを運行している京都バスの窓口が開いたら問い合わせることにしたのですが、お盆時期でもあり日も迫っているので多分無理だろうなと、その時点では諦め半分でした。
ところが翌朝、京都バスの営業開始時刻を待って窓口に電話したところ、意外とすんなり予約を取ることが出来、後日予約表を郵送してくれることになりました。
そうなると次は足と宿の確保なのですが、何せお盆期間真っただ中8月15日夜の行事ですから、15日往路の京都行はともかく16日復路の東京行新幹線は軒並み満席。今回は奮発してまだ空席のあったグリーン車で移動することにしました。
まあ我々夫婦は大人の休日倶楽部でひかり号を使うなら乗車券・特急券共に3割引き(のぞみ号の特急料金は対象外)になりますのでそう決めたのですが、実はこのお盆などのトップシーズンは適用除外期間だということをすっかり忘れていて、予約しに行ったみどりの窓口でそれを指摘されて慌てることになりました。もう夫婦ともに行く気満々でしたから今回は3割引きという特典を捨ててでも行くことにしたのですが、思わぬ出費増となりました。そしてしょせん割引が使えないのなら遅いひかり号で行く必要も無いですから、往復共にのぞみ号に切り替えてもらって、その分時間的には少し余裕が出来ました。
ちなみに私が加入しているのはJR東日本の「大人の休日倶楽部ジパング」なのですが、この資格で全列車の特急料金・運賃が3割引きとなるのはJR東日本・北海道の管轄エリアだけで、東海道・山陽・九州新幹線では、のぞみ・みずほという最優等列車の特急料金は割引対象外です。また北陸新幹線はJR東日本とJR西日本の両エリアに跨っています(上越妙高以遠はJR西日本)ので、金沢まで行こうとするとかがやきの特急料金は割り引かれないことになります。JR分社による利便性の低下ですが、あるサイトでは、東海道新幹線のホームから見えたサフィール踊り子号の事をホームで居た駅員(JR東海の職員)に聞いたところ全く知らなかったということを紹介していました。今ではJR各社の職員間でも単なる別の鉄道会社という認識しかないんでしょうかね。
そして宿は近鉄京都駅に直結している「都シティ近鉄京都駅」にしました。京都駅周辺にしたのは、花脊松上げ観光のバス発着は京阪電車の出町柳駅なのですが、帰着が夜遅くなることもあり、京都市中心部で宿泊する観光客の為に帰路は京都駅の八条口までバスを回すとなっていたからです。周辺のホテルには割と空きがありましたので八条口にあるこのホテルに決めて、ツインの部屋をすんなり確保できました。
後は行くだけですが、後日届いた予約表では当日腰掛けられるような簡易椅子、懐中電灯、水筒やペットボトルでの水分の確保が勧められていましたので、以前から持っていたロゴスの折り畳み椅子を妻用にもう一個注文しました。座面はとても小さくて長時間使用にはちょっと厳しいですが、軽いですし収納サイズも折り畳み傘程度ですから持ち運びには重宝します。
懐中電灯は災害に備えて玄関に常備しているGENTOSの懐中電灯を持ち出しましたが、中指より少し大きい位の超小型にしては強力で、100m先程度までなら照らしてくれます。

