シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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晩夏の車中泊旅本番3日目:信濃(長野県)

 

「道の駅とよおかマルシェ」で迎えた車中泊旅の3日目には、名古屋での飲み会で友人に勧められた千畳敷カールに行く積りだったのですが、全く予備知識が無かったもので前日ちょっと調べたところ、なかなか大変な人気スポットのようです。
特に紅葉が始まっている今の時期は年間最大のピーク期みたいで、この日は日曜日でもあり避けた方が良さそうだと判断しました。

 

ということで、午前中は近くのコインランドリーで洗濯しながら車中でブログを書き、昼前からは伊那市の高遠城址公園に行って見ることにしました。
ここは桜の名所であり、恒例となった私の桜旅もあと関西と中部を残すだけですから来年の下見でもあります。
以下AIの説明によれば、

高遠城址公園の桜は、明治時代に旧高遠藩士たちによって植えられました。その背景には、廃藩置県後に城が取り壊され、城跡が荒廃していく様子を憂いた旧藩士たちの思いがあります。彼らは、かつての藩の象徴であった高遠城の記憶を後世に残すため、また地域の誇りを守るために桜を植樹しました。
植えられたのは「タカトオコヒガンザクラ」という品種で、城下の桜の名所「桜ノ馬場」から移されたものです。この桜は、単なる景観の美しさだけでなく、旧藩士たちの郷土への愛着や歴史への敬意を象徴するものとして、今も多くの人々に親しまれています。

ということで、「タカトオコヒガンザクラ」は「高遠小彼岸桜」、彼岸の頃に咲くという品種ですからソメイヨシノより少し早い開花なんですね。

 

途中天竜川に架かる橋の写真など撮りながらのんびり走って着いた高遠城址には、広い駐車場も整備されていましたが、桜の時期にはここもすぐに満車となりそうですので、早朝に訪問する方が良さそうですね。
駐車場の脇には「”伝”大手門」と説明書きのある門が残されていましたが、明治の廃城の際払い下げられた大手門とされるものが、高遠高校がここにあった時、往時よりはかなり切り詰められた姿で移築され、高校の正門として使われていたのだそうです。城郭などは全く残っていませんが、石垣や堀の跡からは立派な城だったことが想像できます。

 


千畳敷カールは翌日に回しましたので、この日はその近くまで行って車中泊しようと思い、駒ケ根市にある千畳敷カール観光の起点となるバスターミナルまで行って見ました。混雑時はここの駐車場で車中泊して早朝出発する人も多いとの記事を読んで、場合によっては私もそうしようと考えたのですが、正直この時点では翌日登るかどうかは決めかねていました。
それというのも千畳敷カールは中央アルプス・宝剣岳の下に広がる氷河地形で、標高2,600mに位置する圏谷(けんこく)です。あまり耳慣れない圏谷という単語は「カール」の和訳であり、「昔、氷河が山を削ってできたすり鉢みたいなくぼみ」「山のてっぺん近くにある、丸くて広いくぼんだ場所」のことなんだそうです。ロープウェイで気軽にアクセス可能なのは良いのですが、まだ晩夏と言える気候に合わせた服しか持って来ておらず、少なくとも初冬の服装が必要というガイドを読んで少しビビっていたのです。

 

まあ有り合わせを重ね着すれば何とかなるかと覚悟は決めたのですが、まだ混み合っていた菅の台バスセンターの駐車場は敬遠して、近くの「道の駅花の里いいじま」まで移動して車中泊とすることにしました。
結局この夜から天候が悪化したために、翌日も千畳敷カールには行かなかったのですが、私はそれでもここを甘く見過ぎていたようで、仮に行く気になったとしても山上に向かうロープウェイ乗り場までの専用バスは早朝から大混雑で、軽い気持ちでは近付くこともできない程だったそうです。名古屋で飲んだ友人が偶然にも業務でここ駒ケ根に来ていて、その日の様子をあとで教えてくれました。

 

 

 

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