車中泊旅から帰った翌々日、次の週末にツーリングしませんかと昔の仲間から連絡がありました。
「シニアライダー」というブログタイトルが面映ゆくなるほどバイクにご無沙汰していたところですから、この誘いは望むところです。しかも道志道から富士五湖周辺という関東圏ライダーの王道ルートで、千葉から当地までの渋滞等考えるとソロでは中々行く気にならないエリアでしたから、気分は高まりました。
そしてツーリング前日になって、念のためエンジンでも掛けておくかと思ってガレージでキーを回してみたのですが、「カシュ、、」と一瞬セルが鳴るだけで全く始動する気配がありません。症状からするとバッテリー上がりの雰囲気だったものの、同時にサービスマークも点灯していましたので、何かの故障かもと思ってディーラーに連絡してみると、やはりバッテリー上がりの可能性が高く、サービスマークは今年定期点検を受けていないので、その通知ではないか?との事でした。
そして、ジャンプスターター(携帯型電源)を持っているなら一度ジャンプスタートを試みてみて、始動できればそのまま来店して下さいと言われました。それでも始動しなければその時点でレスキューを考えましょうと。
私が持っているのは、「BESTEK多機能バッテリーレスキュー」というもので、2014年に先代のBMWバイクで北海道ツーリングした際に、中古車両でもありバッテリー上がりが心配で購入・持参したものです。
それから10年以上経過していますが、先日娘のFTRがバッテリー上がりを起こした時はこれで無事ジャンプスタート出来て、バイク館まで持ち込んでバッテリー交換しましたから、今でもまだ使えるはずです。この製品は既に廃版のようで、BESTEKはAmazonでも楽天でも今はインバーターしか出品していませんでした。

どうしてもそれらの作業を当日中に済ませることは無理でしたので、翌日のツーリングは泣く泣く断念し、不参加の連絡を入れました。
そして週明けに、ジャンプスターターをガレージに持ち込んで試してみると、無事一発始動してくれました。すぐにディーラーに連絡して、その足でバッテリー交換してもらいに行ったのですが、エンストしないように、回転数も高めに保ちながら走りましたので、傍から見ているとかなりぎくしゃくしていたと思います。
ディーラーではバッテリー交換と空気圧チェック等簡単な点検を30分程で済ませてくれましたので、その間私はショールームに展示されていた私の愛機R1200Rの後継機R1300Rや、GS・RSというボクサーツインシリーズを眺めていたのですが、その進化には驚きました。排気量が50ccずつ拡大して今では1300ccとなったのですが、それよりも左ハンドルにクラッチレバーが無くなっています。オートマ・ノークラになったんですね。
私は以前ApriliaのMANA850というバイクに乗っていて、これはCVT(Continuously Variable Transmission)、日本語では「無段変速機」という、当時はスクーターなどに多く使われていたオートマ搭載のバイクでした。今ではだるいフィーリングが改善されて、四輪にも多く使われているようなのですが、私はすぐに飽きてしまってその後BMWに乗り換えることになったのです。
今回BMWが導入したのは、ASA(Automated Shift Assistant)という完全自動クラッチ&変速システムで、マニュアルのスポーティなフィーリングを残してオートマ化したものなのだそうです。
一度試乗しませんかと誘われ、興味津々ではありましたが、余計な物欲を刺激されそうですので丁重にお断りしました。


それと、機能的な進化に興味はあるものの、スタイルは今のR1200Rの方が好きで愛着があります。既に購入後10年経過し、走行距離も5万キロ近くなりましたが、BMWのボクサーツインも絶好調で、昔BMの本番は10万キロからだと言われていたこともまんざらホラ話では無さそうです。
ツーリングが流れてしまいましたので、ディーラーからの帰りに少し寄り道して手賀沼の周りの農道を流して来ました。
久し振りに乗ってバイクっていいなあと再認識しましたし、やっぱり今の愛機が最高です。これでまたバイクを降りる日が少し先延ばしとなったようですので、当面ブログタイトルは維持継続とします。



