阿蘇への墓参り旅の二日目です。墓参り自体は前日済ませましたので、この日からは周辺観光で、今回は天草方面に向かいます。
墓参りといっても墓前で手を合わせたのはほんの数秒に過ぎず、お墓での滞在時間も今回は強い雨とあって10分に満たない程度でしたから、祖父・祖母は完全にダシに使われていると苦笑しているかも知れません。
これまで阿蘇周辺の観光から、宮崎の高千穂峡、五木の子守歌で有名な球磨郡の五木村にまで範囲を広げて来ましたが、今回は山から一転海に向かいます。
一番の目的はキリシタン遺跡の見物で、天草の西端にある「崎津教会」へは是非行きたいところですので、通常のんびり出発の我ら高齢者旅には珍しく8時出発です。
天草は熊本県、雲仙・島原は長崎県ですが、地理的には島原半島が有明海を挟んで熊本市のほぼ真西にあり、フェリーでも30分で行き来できる近さです。一方の天草は熊本市の南西方向に半島状に長く延びた島々の集まり(天草諸島)で、最西端の牛深まで行くなら熊本市からクルマでも3時間近くかかります。
ということで8時に阿蘇白雲山荘を出発し、まずは天草の中心部、天草市の市街地を目指します。道中は天草五橋を経由して天草の景観を楽しみながら、市内の天草キリシタン館という博物館を見学した後昼食、そこから妻と娘は別れて空港バスで帰る、という段取りです。
阿蘇から熊本市に出て、九州自動車道を宇城市の松崎ICまで南下し、そこからは八代海に面した国道266号線で上天草に渡ります。その後は有明海側を走って天草市の中心部に着いたのは11時前、いいペースで走れたと思いますし、この日は天候も回復していましたので天草の絶景を楽しめました。



天草キリシタン館での見学を終え、せっかく海辺の街に来たのだからと海鮮料理の店を検索して「瓢六」という寿司屋に行くことにしました。地元で知られる老舗の鮨屋との事で、とても感じの良い若夫婦(二代目?)が営む路地裏のお店なのですが、改装したてらしくまだ真新しいきれいな店舗で、ネタも新鮮で美味しかったです。






妻と娘はここでお別れ、産交バスの天草ターミナルまで送って、そこから二人は空港直行バスで阿蘇くまもと空港に向かいます。
我々は再び西にクルマを走らせて崎津教会に向かいます。途中沢山の案山子が展示された、廃校利用の道の駅などに立ち寄りながら、崎津教会へは14時過ぎに到着しました。
明治維新となってキリスト教の布教が解禁となり、その際この教会を建てた神父が選んだのが、江戸時代に過酷な切支丹狩りの踏み絵が行われた庄屋屋敷跡であるこの場所なのだそうです。
ここへはバイクツーリングでも来た事があるのですが、それが2016年の熊本地震の時でしたからもう9年前なんですね。その時は地震当日の朝阿蘇を出発して、昼間震源地の益城町で観光し、その夜上天草のホテルで宿泊している時に揺れに遭遇したのですが、本当に紙一重のところでした。







その後はこの日予約していた、天草下田温泉の「望洋閣」に向かいます。天草下島の西岸に建ち東シナ海が目の前ですから、夕日と海鮮料理が売りのホテルで、この日は天候も回復していましたので期待大でしたし、ホテルに向かう途中の展望台からの眺めもなかなかだったのですが、残念ながら日没時にはかすかに陽光がのぞく程度でした。
ホテル自体は古くて、設備の使い勝手もイマイチでしたが、温泉の泉質は良く、料理も美味しかったです。




