先日久しぶりに愛機R1200Rに乗ったのですが、隣に居た娘のFTR223が寂しそうでしたので、この日は彼に乗ってやることにしました。
自分の愛機・愛車を擬人化した時、男と考えるか女と考えるかは人それぞれのようですが、私の場合は自分のR1200Rも娘のFTRも男のイメージです。
日本の気候は地域別に大きく違いますので一概には言えませんが、一年間で最も晴天率が高いのは12月や1月の冬の時期で、11月はそれに次いで気候が安定している月なんだそうです。しかし12月1月ともなるともうバイクに乗るには寒いですから、11月がベストシーズンなのかも知れません。
11月最初の3連休明けはそのデータ通りの上天気となりましたので、昼前からバイクを保管しているトランクルームに出掛けてFTRの出動準備をしました。

前回R1200Rでの犬吠埼ツーリングは夏用ジャケットでも汗ばむほどだったのに、1カ月も経っていないこの日は長袖Tシャツに冬用ジャケットだと既に風が冷たく、一気に季節が変わった感じでした。
FTRのバッテリーを交換したのが昨年の12月で、以降ほぼ完全に放置状態でしたが、チョークを軽く捻ってセルボタンを押すと、何事も無かったかのように一発で始動してくれました。何と信頼性の高いこと!
チョークというものを知らない人も多いでしょうが、文字通り「締める」「絞る」という意味で、エンジンに送り込まれる空気量を絞ってガソリンとの混合比を濃くして、冷えたエンジンをかかりやすくするものです。現代のインジェクション車では自動でやってくれますが、キャブ車では特に寒い時期には必須の儀式でした。
ガソリンも入っていませんし、長期間放置していましたから空気圧も心配でしたので、まずはガソリンスタンドに寄って給油と空気圧チェックです。
ガソリンは4Lしか入りませんでしたが、FTRのタンクは7.2L容量の小さなもので、更にリザーブが2.5Lもありますから、通常使用できるのは4.7Lに過ぎず、これでも既に給油が必要なタイミングでした。そしてこのリザーブというのも、チョークと同じように若い方には謎の機能なんでしょう。今は燃料計・警告灯が装備されてますし。
燃費は40km/L程度と非常に優秀なのですが、それでも200kmの航続が出来ないのはツーリングには辛いです。
指定空気圧は前125kPa(キロパスカル)、後150kPaで、これはほぼ正常でした。逆にkPaという単位は私の世代には耳慣れませんね。
その後、西印旛沼、北印旛沼とその周辺の集落、それらを結ぶ狭い生活道路などに入り込み、のんびり100km程を走りました。
走ったり停まったりしながらの4時間余りのツーリングでしたから、平均速度は25km/h。ツーリングというより、もはや自転車のポタリングに近いですが、実はFTR君はこういうのが最も得意なバイクでもあります。細身・軽量ですからR1200Rならちょっと敬遠するような先の見えない細道でも自転車感覚で平気で入っていけます。
ちなみにポタリングは英語では「pottering」で、のんびりした行動、ぶらぶらすることを指し、自転車でのんびり散策するという特定の意味はないそうです。「ポタリング」は和製英語で、英語の「potter」と「cycling」を結び付けたものなんですね。
この日走った西印旛沼・北印旛沼周辺はクルマでもバイクでも何度となく走っているエリアですが、上記の通り初めて足を踏み入れた生活道路も多く、とても新鮮でした。
最初の写真は西印旛沼と北印旛沼をつなぐ水路に架かる橋なのですが、十数年前にリターンライダーとなってから、ここで何枚もの写真を撮っています。その頃は2枚目のトライアンフボンネビル、3枚目の初代R1200Rの写真の通り、まだ赤い塗装がもう少しきれいだったのですが、今や相当古びてしまいました。
また3・4枚目の直線農道も房総方面に走りに行く時にはいつも通る気持ちの良い道です。この真直ぐな道を走ると、これからツーリングだ!という気分になれます。










