シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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初めての川崎大師。「久寿餅」は「葛餅」?

 

最近ブラタモリなどのTV番組で川崎大師が続けて紹介されていましたので、ちょっと行ってみるかという事になりました。
東京・神奈川・千葉で通算40年近くも住み、川崎市でも2年暮らしていたのですが、川崎大師には一度も行ったことがありません。まあ私が住んだのは多摩区という北西部の端っこで、一方の川崎大師は川崎区という南東部の端っこにありますから、同じ市とはいっても対極にあって街の雰囲気もまるで違います。

 

まずは衆議院議員選挙の期日前投票を済ませ、10時半前にPOLOで川崎に向けて出発しました。8日の投票当日は所用で不在となるので早めに済ませておこうと思ったのです。
この日は妻の運転で私がナビゲーター、首都高湾岸線が事故渋滞でしたから下道を走ることにして、新木場からは若洲を抜けてゲートブリッジ経由平和島というルートにしました。お台場手前から大井あたりまでは渋滞の多発ポイントですから、我が家から横浜方面へ向かう時にはここを迂回路として使うことが多いです。しかしこのルートは新木場も平和島も一大物流ターミナルですから多くの大型トラックの流れに飲み込まれる形となり、注意して走らないとコンテナヤードや物流倉庫への入場待ちで列をなしている路肩の大型トラックに前をふさがれたりして往生することになります。

 

順調に渋滞を回避して川崎大師に着いたのが丁度12時でしたから、約1時間半の所要時間でした。ただ川崎大師周辺は一方通行の狭い道が多く、駐車場探しで何度も周囲をウロウロする羽目に陥りました。
お腹も空いていましたので、参拝前に表参道の終点地にあった「松月庵」という蕎麦屋でまず昼ご飯を食べることにして、私は久しぶりに「にしん蕎麦」です。出汁もニシンも好みの味でかなり満足しました。

 

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蕎麦を食べ終わった後は、仲見世という門前の通りを通ってお参りに行きました。よくマスコミに取り上げられている混雑した様子はここの映像が多いですが、この日は写真の通り人通りも少なく、ゆったりと歩くことが出来ました。
しかしここは明治神宮、成田山新勝寺と並んで関東の初詣客ビッグ3ですから、正月にはこの狭い通りは人で埋め尽くされるんでしょうね。
参道の両側には飴や餅を売る店が多いですが、飴切りの「トントコ」というリズミカルな音が響いていて、とんとこ飴として知られているそうです。飴にも数種あって、このとんとこ飴に、せき止め飴・きなこ飴・さらし飴などがありました。

 

 餅は、川崎大師の名物久寿餅(くずもち) です。
久寿餅は「葛餅」のことだと思ったのですが、本来の葛餅は葛の根から採れる本葛粉を練り上げて作る、奈良・吉野を中心とした関西圏の伝統菓子で、関東の久寿餅は小麦でんぷんを乳酸発酵させて蒸し上げる原料も歴史も異なる二つの菓子です。
本葛粉は、葛の根からデンプンを取り出す非常に手間のかかる素材で、奈良・吉野を中心とした限られた地域でしか質の良い葛が採れず、江戸では入手が難しく高価だったために、江戸の庶民が気軽に食べられる代用品として、小麦粉から取れるでんぷん(浮き粉)が使われるようになったのだそうです。

 

そして川崎大師の久寿餅は、大正時代に味の素の工場がこの近くに建設され、当時の味の素製造では、小麦粉を水にさらしてグルテンを取り出していましたので、副産物として大量の小麦でんぷんが発生しました。この安価で大量の小麦でんぷんが、川崎大師周辺の菓子店にとって格好の材料となり、久寿餅が一気に広まったのだそうです。ちなみに「久寿」は「無病長寿」を意味する縁起のよさと「葛」の音を取って命名された歴史を持つそうです。

 

 

この日は風も無く穏やかな晴天でしたから、気温ほど寒くも無く、絶好の観光日和でした。ゆっくり境内を散策して五重の塔や、コンクリート造でインド風のユニークな外観をした薬師殿を見て廻りました。薬師殿の正面の広場では翌日の節分祭の準備が整えられていました。

 

帰りには京急大師線の川崎大師駅から続く表参道沿いの甘味処でお汁粉を食べて帰りました。お汁粉は糖質制限者には大敵で、これ一個で一日分の糖質に近いのですが、下手したら何十年振りかの熱々のお汁粉はとても沁みました。
名物の久寿餅も売られていましたので、この日はチートデイと決めて夕食後のデザートに独り用の小さなものを購入、まあきな粉と黒蜜をたっぷりかければ間違いなく美味しいですよね。

 

 

 

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