またまたクラブツーリズムの一泊二日のツアーで、樹氷で有名な蔵王に行って来ました。「雪上車『ナイトクルーザー号』で行く樹氷幻想回廊 昼と夜二度楽しむ山形蔵王の旅2日間」というものです。
昼前の新幹線で東京を出発し、夜の樹氷と翌朝の樹氷を見て翌日東京に帰って来る、樹氷に特化したツアーなのですが、雪上車でのナイトクルージングというキャッチフレーズに惹かれて申し込みました。
最初は東京駅から参加の積りだったのですが、過去の経験からツアーの集合地点として使われる東京駅日本橋口は数多くのツアー客でごった返していますし、更に添乗員の引率で新幹線まで長い距離を歩くのも大変だという事を学びましたので、今回は上野駅から途中乗車することにしました。
乗車する新幹線は東京11:08発の「なすの257号」ですが、集合時刻は10:30、対して11:14発となる上野乗車なら事前集合の必要もありませんから40分以上ゆっくりでき、朝のこの差は大きいです。
上野駅では新幹線乗換口横の「カフェ・ラ・コルテ」というカフェでコーヒーを飲む時間も取れましたので、ゆっくりしてからツアーと合流しました。東京駅集合の場合と違うのは、ツアー客全員が団体乗車券となり個別の切符はありませんので、新幹線構内への入場券は各自購入する必要があることです。
なすの257号は郡山行きの各駅停車で、東京駅を出発後、上野、大宮、小山、宇都宮と順次途中参加者の合流を受けて総勢40名以上のツアーとなりました。私たちが参加したツアーでは過去最大規模で、女性参加者が多く賑やかでした。
そこで疑問は、山形蔵王なら山形から30分程度の距離なのに何故新幹線は郡山までの往復なのか?ということです。
単純に、郡山止まりにすることで新幹線代を抑えられるのは確かですので、AIに試算してもらったところ40名規模のツアーなら20万円程度は安くなる、という回答でした。その差はかなり大きいですね。
一方貸切バスの料金は「拘束時間+走行距離」で決まりますが、拘束時間の比重が大きく、6,000~7,000円/時間、走行距離に応じた料金は100~150円/km程度で、貸切所要時間が多少短くなって、郡山⇔蔵王と山形⇔蔵王の走行距離差が大きくなったとしても、ツアー全体では削減効果の方が圧倒的に大きいとの結論でした。
ただし、夜の樹氷見物は夜間限定ですから、11時に東京を出発する山形新幹線で山形まで直行してしまうと昼間の時間が大きく余ることになりますし、いずれにしても時間拘束で貸切バスの料金が発生するのなら郡山から蔵王までバス利用として、途中に観光を入れると行程が自然にまとまる、という行程設計上の理由も大きいと思います。
コスト削減目的は確実にあるものの、それだけではなく行程の合理化と満足度確保のための構成でもある、というのがコストと行程の両面から見た結論のようです。
ということで、今回は樹氷見物の前に福島市の「中野不動尊」米沢市の「上杉神社」に立ち寄る旅程となっています。
13時前に郡山駅に到着して貸切バスに乗車し、まず向かったのは「中野不動尊大正寺」です。ここは日本三不動の一つですが、三不動に明確な定義はなく、ほぼ確定的なのは「成田山新勝寺」、そして「目黒不動尊龍泉寺」がそれに次ぐ感じなんだそうです。
意外と小ぢんまりしていましたが、三十六童子を祀った洞窟巡りとか、本堂の涅槃図とか見どころの多い山麓のお寺でした。






次は東北中央自動車道で米沢市に向かい、「上杉神社」に立ち寄りました。
戦国武将・上杉謙信を祀る神社で、明治9年に旧米沢藩士たちが中心となって米沢城本丸跡に建立されました。明治維新で米沢藩が消滅したために上杉家は東京へ移住、米沢藩は財政難の中でも「義」を重んじる家風で知られ、藩士たちの上杉家への忠誠心は非常に強かったため、彼らは「謙信公を祀る社を米沢に残すことが、旧藩士の使命」と考えて、上杉家の承諾を得てこの神社を建立したのだそうです。凄い主従愛ですね。
ちなみに「愛」の兜で知られる 直江兼続を祀る「松岬神社」もここに隣接しています。
そしてその後は少し(だいぶ)早い夕食となり、上杉神社に隣接する「上杉城史苑 米沢牛レストラン アビシス」で「米沢牛の牛鍋膳」です。米沢牛は脂が甘く大変美味しかったですが、厚めに切られていたからか、部位の問題か、とろけるような柔らかさとは違う、少し歯応えのある肉でした。






いよいよここからが樹氷ツアーの本番なのですが、長くなりましたので続きます。