上杉神社に隣接するレストランで早めの夕食をとった後は、いよいよ今回ツアーの本番となる樹氷見物です。米沢市内から樹氷見物の出発点となる蔵王ロープウェイの山麓駅までは1時間程度で、午後7時前には到着しました。
去年の夏にAIのお勧めコースで蔵王に登った時は、国道13号線から山形県道12号線を登っていったのですが、この時は宮城側の蔵王にある「お釜」が目的地で、この日は山形蔵王のロープウェイ駅に向かっていましたから、東北中央自動車道を山形上山ICで降りて、K12の北側を並行するK21を登っていきました。夏にはハイエースで普通に走れましたが、この時期は当然ながら凍結していて、私の運転スキルでは後続車に多大な迷惑をかけてしまいそうでした。
蔵王山麓駅はこの時刻ともなれば戻り客が殆どで、これから登っていくのは我々ナイトクルーズ客位でしたから閑散としていました。
既にかなり冷え込んでいて、ロープウェイの発車時刻まで並んでいるだけで足元から冷気が這い上がって来るようでしたが、今回の私の服装は手持ちの中では最強の防寒態勢で、昨年のオホーツク流氷ツアーの時と同じです。
靴はアシックスの「スノトレ」という奴で、これはやはり日常防寒程度で本格的なウィンターブーツには及ばないですし、パンツも冬用とはいえ更にオーバーパンツを用意すれば完璧でしたね。
駅前の広場には何故か浅草行きの東武電車が鎮座して雪を被っていましたが、蔵王ロープウェイは東武系なんですね。東武の勢力範囲が山形まで及んでいるとは思いませんでした。



30分程待って樹氷高原駅行きの大型ゴンドラロープウェイに乗車、到着したところには「ナイトクルーザー号」という雪上車が2台待機していました。ブルドーザーや戦車のようなキャタピラーを備えたゴツイ車両ですが、ブレードは鋭い刃状で、これを雪面に食い込ませて、雪の急斜面をグイグイ登って行きます。



高度が上がるにつれて氷結した樹木が「スノーモンスター」という愛称通り、奇怪な姿に変わり始めます。雪上車の窓が凍り付いているために車内から綺麗な写真は撮れませんでしたが、暗い中に白い怪物たちが並んでいる様子は、昔の人には恐怖だっと思います。
10分程走って雪上車はフォトスポットで一時停車、そこで全員下車して周囲の見物と写真撮影です。







ライトアップされた樹氷の美しさに感動しましたが、余りの寒さで長居はできません。再び雪上車で樹氷高原駅に戻り、山麓駅で待機していたバスで宿泊先である山形市内のワシントンホテルに着いたのは21時過ぎでした。
ここには1階に大浴場がありましたが、あまり大きな風呂ではないとの事でしたので、夫婦ともに部屋の風呂で済ませました。ワシントンホテルはかつてビジネスホテルの中でもラグジュアリーな部類だったのですが、ここは設備が老朽化していて残念なことも多かったです。
そして翌日は再び蔵王に向かい、今度は昼間の樹氷をロープウェイから見物です。日曜のこの日、前夜とは打って変わって山麓駅は大混雑で、乗り場には長蛇の列ができていました。我々は10時45分の便を予約していましたので列に並ぶことは無かったのですが、それでも30分以上待機時間がありかなり寒かったです。
前夜は樹氷高原駅まででしたが、この日は更にロープウェイを乗り継いで、地蔵山頂駅まで登ります。この樹氷高原駅から乗り換えたロープウェイの下が樹氷原なのですが、生憎樹氷高原駅から上は結構な吹雪状態で、殆ど視界はありませんでした。山頂駅に降りて展望台まで出てはみたものの、強烈な風と寒さで5分と居られず、早々に引き返しました。温度計アプリによる気温はマイナス11℃、体感温度はマイナス18℃でしたが、気温はスマホの位置情報と各種気象情報を組み合わせて算出しているとして、体感温度はどう割り出しているのでしょう?
とにかく吹雪状態で殆ど前も見えませんでしたから、至近距離の樹氷を一枚写真に収めただけに終わり、見物としては残念な結果でした。







蔵王から下ったところにある道の駅やまがた蔵王で昼食用の弁当を受け取り、出発前の時間に車中で食べたら後は帰るだけですが、途中高畑ワイナリーというところで休憩を兼ねたお土産タイムです。殆ど下戸の私には興味のない場所なのですが、妻はいくつか試飲して白ワインを買い込んでいました。
郡山を17時半に出発して上野には18時40分過ぎに到着、上野駅構内に新しくできたうどん屋「おにやんま」で簡単に夕食を済ませて帰宅したのが20時半位。
二日目の空中からの樹氷見物、山頂駅付近での樹氷見物が吹雪に阻まれて不完全燃焼でしたが、一日目のナイトクルーズは最高でしたし、蔵王の樹氷を十分感じられて満足のツアーでした。