シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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現行紙幣を新札に交換するのも両替なんですね。

 

娘に続いて息子も結婚することになりましたので、両家の顔合わせまでに、まとまった枚数の新札を用意する必要が生じました。

 

となると銀行に行かなくてはなりませんが、最近では銀行の店舗に行くことも殆ど無くなっていて、足を踏み入れたのは多分2~3年振りです。
まずATMで必要金額を引き出し、それを窓口に持って行って新札に交換してもらうのですが、同じ一万円札(旧札でもない現行の紙幣)を新札に変えてもらうのにも両替手数料がかかるのですね。

 

なぜ無料ではないのかは、
1.新券の在庫管理にコストがかかる
新券は日銀から取り寄せ、保管・管理する必要がある。
2.両替は「銀行サービス」として位置づけられており、入出金は口座取引なので無料だが、両替は口座取引ではなく別のサービスとして扱われる。
3.多量の新券交換は特に手数料対象で、通常無料枠(10枚までと言うのが多い)を超えると手数料が発生する。
と銀行側の理由が説明されていて、コストがかかることは当然ですから、サービス料を払うことには異存ありません。

 

ただ「使用中の一万円札⇒新札」が「両替」に該当する、という銀行の解釈には納得感が無いと感じたことも確かですので帰宅後AI君に尋ねてみました。

すると、
銀行では「同じ金額の別の現金に交換する行為は全て両替」と定義しており、使用中の一万円札から新券の一万円札への交換も、金額は同じでもデザインが同じの紙幣であっても「現金の形態を変える行為」とみなされて両替手数料の対象になる。
という回答でした。
使用中の一万円札から新券の一万円札への交換が「現金の形態を変える行為」にあたるという解釈にも疑問は残りますが、では純粋な日本語としての「両替」はどう定義されているのでしょう。

 

デジタル大辞泉の定義では、「ある種の貨幣をそれと等しい額の他の種類の貨幣と交換すること」とされていて、ならば次に問題になるのは 「他の種類の貨幣」が何かです。額面が違う(一万円⇔千円)、違う通貨(円 ⇔ ドル)などは明らかに「他の種類」ですが、現行一万円札A⇒現行一万円札B(番号だけ違う)や、今回のような現行一万円札(やや汚れ)⇒現行一万円札(ピン札)が「種類が違う」と言えるかどうかは、ここの定義では明示されていません。

 

更にしつこく「種類」という語の基本的な意味を聞いて見ると、主要辞書はほぼ同じ定義を採用していて、「共通点を持つものの集まりを、他と区別したまとまり」「性質・形態・機能などの違いによって分けられた区分」を「種類」と定義しており、ポイントは、「性質の違い」が必要であり、単なる個体差(番号違いなど)は通常「種類」とは呼ばれない、という答えが出て来ました。
具体的には以下のような「差異」を前提とし、
1.性質の差
「甘いリンゴ/酸っぱいリンゴ」は「種類」ではなく「個体差」または「状態差」 で、国語学では、種類(カテゴリー) と 個体(トークン)を明確に区別する。
※トークンってこういう意味だったんですね。
種類(カテゴリー)  
⇒性質・形態・機能などの本質的な違いによって分けられるまとまり
⇒例:ふじ/王林/紅玉(品種の違い)
個体差(トークン差)  
⇒同じ種類の中での個々の違い
⇒例:同じ「ふじ」でも甘い/酸っぱい、傷がある/ない

2.形態の差
⇒例:紙幣/硬貨 → 種類が違う

3.機能の差
⇒例:普通郵便/速達 → 種類が違う

4.体系上の分類
⇒例:動物の種類、植物の種類

これを貨幣に当てはめると、貨幣における「種類」は、

1.種類が違うケース
・額面が違う(1万円/千円)
・素材が違う(紙幣/硬貨)
・通貨が違う(円/ドル)
・デザインが違う(旧札/新札)

2.種類が同じケース
・同じ額面
・同じデザイン
・同じ現行紙幣
・番号だけ違う
・新券/使用済み券の違い

となりました。

つまり、現行一万円札(使用中)と新券一万円札は、国語学的には「同じ種類の貨幣」です。したがって「現行札→新券」を“他の種類の貨幣”と呼ぶのは語義として無理があり、番号違い、新券/使用済み券、汚れの有無は「個体差」であり「種類の違い」には該当しません。

 

という結論となり、最初は銀行の論理に沿った回答ばかりだったAIから何とか納得できる回答を引き出せて満足です。しかしこれをまとめるのに都合2時間以上もかけているのですから全く暇人そのものです。

 

 

 

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