またまたクラブツーリズムの一泊二日のツアーで奈良に行って来ました。
3月1日から始まる、東大寺二月堂の修二会がメインとなるツアーですが、その他にも運慶作の大日如来像がある円成寺(圓成寺:えんじょうじ)、十二神将で有名な新薬師寺、不空院(ふくういん)などを巡ります。
3月1日昼前のJALで羽田から伊丹に向かいます。奈良に行くのなら新幹線で京都まで行って近鉄かなと思ったのですが、伊丹から奈良の往復は貸切バスで、参加者は17人だけでしたのでゆったりしており、これはこれで悪くなかったです。それに久しぶりに降り立った伊丹空港もとても懐かしかったです。


まずは修二会の初日を拝観するために東大寺に向かったのですが、修二会は19時からの開始で、東大寺に着いたのは14時過ぎでしたから、まだまだ時間はあります。
まずは大仏殿で大仏様を拝み、その後は夜の修二会会場となる二月堂の見学。二月堂には始めて行きましたが、ここからは奈良の市街地が一望できるんですね。絶景でした。








この日修二会を拝観してホテルに帰るのは21時過ぎとなりますから、修二会の前に早めの夕食です。山焼きで有名な若草山の麓(二月堂からは徒歩数分です。)にある料理屋さんで奈良の食材を使った和食を頂きました。
その後18時前に二月堂の下の広場に戻ってスタンバイです。修二会は宗教行事ですから、ツアー客だからといっても場所取りなどはできないそうなのです。この日の昼間は汗ばむほどの陽気で、奈良の春は二月堂のお水取りからと言われるのも納得だったのですが、日が暮れて来ると冷たい風が吹き始めてとても寒くなりました。ヒートテックやインナーダウンを着込んでいて正解でしたが、外国人観光客の中には半袖Tシャツ一枚の人も。
舞台の真下にある芝生の斜面に入るには長い行列に並ばなくてはなりませんでしたが、広場からでも並ばずに十分楽しむことが出来るとの事で、思い思いに場所を決めて待機態勢に入りました。最初は空いていた広場も開始時刻近くになるとドンドン人が詰めかけて来て、最後には立錐の余地もない程になりました。




二月堂の修二会は、毎年3月1日から14日まで続く長い法要で、本来は旧暦2月に行われた為にこの名があります。期間中には多くの行が行われるのですが、その中で特に知られているのが「お水取り」です。お水取りとは、3月12日の深夜に若狭井という井戸から観音さまに供える香水を汲む儀式のことで、公式資料でもこの日を指して「お水取り」と説明しています 。修二会には毎日の供水や11日の甕の掃除など、水に関わる行がほかにもあり、本来はその一連の行の中の一つが「お水取り」です。ところがこの儀式が最も神秘的で印象深い為に、いつしか修二会全体を「お水取り」と呼ぶ習慣が広まり、両者が混同されるようになったのだそうです。私も両者を混同していました。今も奈良に春を告げる行事としてニュースなどで取り上げられますよね。
そして19時丁度に辺りの灯りが消されて修二会が始まりました。10本の大きな松明が順に階段を登って回廊から火の粉を振り撒くのですが、私が想像していたよりずっと大きな松明が、暗闇の中をドンドンと廊下を踏みしめる足音と共に火の粉をまき散らしながら走る様子は凄く勇壮で、しかも幻想的でもあり、とても感動しました。
スマホのカメラでは限界がありますが、まあ気分だけでも伝われば。








20分程で儀式は終わり、そこから見物客が一斉に帰り始めますから、東大寺の境内はかなりの混雑で、駐車場のバスに帰り着くまで優に30分は掛かりました。ただこの日のホテルはJR奈良駅のすぐ近くでしたから、乗車時間10分もあれば到着できます。
あまりに早い夕食でしたからこの頃には小腹が空いてきて、ホテル前にあったコンビニで小腹満たしを調達し、ちょこっとつまんだら風呂に入って早々に就寝しました。