伊香保旅行から帰って数日後、日本橋を起点に神田川などを巡る遊覧クルーズに乗船して来ました。
「日本橋クルーズ」という会社が運営しているもので、「東京港クルーズ70分」とか「お江戸TOKYO60分コース」とか色々ある中で、今回我々が選んだのは「神田川コース90分」という、日本橋から日本橋川をさかのぼって東京ドームの前で神田川と合流し、そこから隅田川まで下って戻ってくるという周回コースです。
来日観光客が多いのかと想像していたのですが、意外と日本人の方が多く、年齢性別も様々でした。




定員制の自由席なのですが、予約が早かったからか先頭で名前を呼ばれましたので、どの位置がお勧めか船長に聞いて、左舷最前列に席を取りました。皇居(旧江戸城)の石垣などが見やすいのだそうです。
日本橋川を上流に向けて出発したらすぐ日本橋をくぐります。麒麟像を下から眺めるのは新鮮ですし、橋の上からは見えない、アーチの真ん中にある獅子のレリーフをみることができるのもこのクルーズならではです。
その後日本銀行を下から見上げる形で通り過ぎて、常盤橋あたりに江戸時代に建設された石垣がありました。日本橋川は、ご存じの方も多いと思いますが上空の殆どを首都高速に覆われており、それは実に90%にも及ぶのだそうです。この辺りはさらにJRの在来線・新幹線も上を通っていますから、薄暗くて正直陰気な雰囲気なのですが、紫陽花がきれいに咲いて雰囲気を和らげていました。







そしてその後、神田橋・一ツ橋など聞き覚えのある名前の橋をくぐって進み、東京ドームを正面に見るところで神田川と合流し、右折したらすぐ後楽橋・水道橋となります。これまでは単に地名としてしか認識していなかったですが、それぞれ確かに「橋」なんですね。
神田川に入ると頭上を覆っていた首都高速が無くなりますので、にわかに視界が開けます。更にこれまでは殺風景なコンクリートの護岸ばかりだったのが、「お茶の水渓谷」と呼ばれる一帯にさしかかりますので、東京都心部の川とは思えない風景となり、青空と相まって気分は上々です。



御茶ノ水駅まで来て聖橋をくぐった先では、地下鉄丸ノ内線と交差し、地下鉄の鉄橋をくぐるという珍しい体験をすることも出来ます。ずっと神田川と並行して走っている中央・総武線の電車とも遭遇し、珍しい写真が撮れました。




そこからは昌平橋・万世橋・浅草橋・柳橋と聞き馴染みのある橋を次々とくぐって隅田川に向かうのですが、万世橋の手前では旧万世橋駅のカフェから外国人カップルたちがにこやかに手を振ってくれました。ここに限らず川沿いの道路、橋の上にいる人たちには珍しい光景のようで、結構注目の的となります。まあ普段は船なんか走っていない川に下の写真のような船がやってきたら「??」となりますよね。
隅田川との合流点近くの柳橋界隈は屋形船の拠点となっていて、何十艘もの屋形船が舫われていました。これからの夏には花火、そして春には桜、風情がありますね。






そして両国橋の手前で隅田川に合流しますが、流石に隅田川は川幅も広くて堂々とした大河川ですから、一気に波も出て来て、日本橋川・神田川とはスケールが違います。
両国橋・新大橋・清洲橋・隅田川大橋・永代橋とお馴染みの大きな橋の下を下流に進み、上流側にはスカイツリー、下流にはベイエリアの写真として良く取り上げられる月島のタワーマンション群が正面に見えます。






日本橋川との合流点は箱崎町と茅場町の間ですから、本来なら永代橋の手前を右折して遡って行くのですが、乗客サービスなのか、一度永代橋の下をくぐってから戻って行きます。日本橋川は90%が高速に上空を覆われていると言いましたが、この箱崎町・茅場町の区間だけが上に空を望めるエリアです。
そして兜町の証券取引所、江戸橋JCTの複雑な立体交差などを眺めながら日本橋の発着所に戻ってきたのが14時半、90分間の充実したクルーズでした。この遊覧クルーズは春の花見コースも人気らしいですし、私の全国桜行脚の旅も一段落しましたので、来年はこういった桜見物もいいですね。これなら妻と一緒に来られますし。





