前回までの記事とは前後しますが、バイクツーリングから帰って二日目に、今度は家族で京都旅行に行って来ました。遊んでばっかりです。
そもそも今回は家内の希望です。京都の仁和寺で、6年の歳月をかけた観音堂の修復を終え、江戸時代の再建後373年目にして初めての特別内拝が行われており、堂内に安置された本尊千手観音菩薩立像や、二十八部衆立像など、全33体が障壁画と共に11月24日まで公開されているのだそうです。(好評の為12月まで延長されました。)それならば、紅葉が始まる時期の京都見物もしたいし、京都在住の私の友人とも会いたいということで家族4人で出かけることにしました。
往復の新幹線は、今年65歳となり加入したJR東日本の「大人の休日倶楽部ジパング」を初めて利用しました。最初3回までの利用は2割引き、以降は3割引きと結構大きな割引ですが、東海道・山陽・九州新幹線の、のぞみ・みずほの特急料金・グリーン料金と、JR東日本・北海道管内の新幹線のグランクラスは割引対象外です。
50歳になったときから「大人の休日倶楽部ミドル」の会員資格は発生していたのですが、ミドル会員の割引率は5%で、正直さほど魅力的ではなく、会費を払ってまで加入するメリットを感じていませんでした。それに当時はまだ現役で、JRの長距離利用は殆ど社用での出張だったことも大きな理由です。
ですがジパング会員の3割引きはやはり魅力ですし、65歳になったら出張もなくなるわけで、加入しようとは思っていました。64歳になったとき何気なくJRのページを見ていると、ミドルは1年間会費無料となっていました。とすれば1年後にジパングに切り替えれば、負担なしで使える訳で早速加入しました。
とは言えやはり使う機会もなく、結局1年間は使わずじまいで今年ジパングに切り替えとなり、今回が初の利用となりました。
利用にあたっては、二番目の写真の乗車券購入証に必要事項を記入して、みどりの窓口で申し込むのですが、これがなかなか手間がかかります。
今回、私と家内はジパング会員としての割引切符購入、同行する息子と娘は通常切符の購入となり、みどりの窓口の係員の方はとても大変そうでした。しかも今回一泊二日の旅行ですが、家では老猫が待っており、一人は日帰りで別行程の帰り切符が必要です。その分駅員さんはさらに大変そうで、私たちの後ろにどんどん行列ができるのがとても申し訳なかったです。
単独利用であれば、えきねっとで予約して、大人の休日倶楽部のクレジットカードで特急券自動販売機での受け取りもできるようなのですが、このように複数利用で席を並べて取る、というようなときは窓口で処理してもらうしかなさそうです。
あと、今回は京都まででしたので「のぞみ」利用不可で「ひかり」利用となってもさほど差は感じませんでしたが、これより遠くとなると「のぞみ」が使えないのはちょっとしんどいかも知れません。まあ歳とってそんなに急ぐ必要もないんですが。
上記のように猫の世話で一人日帰りが必要となりますが、今回は家内の役割となりました。彼女(猫)が若い頃は、同じマンションのやはりペットを飼っているお宅同士で、家族旅行で家を空ける時は世話をし合っていました。しかし彼女も歳をとり、一緒に暮らしていたお兄ちゃん猫が居なくなってからは、寂しがることが多くなったので、夜は誰かが帰ることにしています。
考えてみれば、同じマンションとは言え、それぞれ鍵を持ち合ってペットの世話をするというのも、このご時世なかなか鷹揚な対応ですよね。
そもそも入居時からウチのマンションはよく似た家族構成の世帯が多く、ウチも含め当時まだ幼かったマンション内の子供たちは、いろんなお宅で遊んだりご飯を食べたり、時には風呂にまで入ってきたりと、マンション全体で子育て、という雰囲気がありました。廊下が2棟並列の内側にあって、路地みたいな雰囲気・役割だったこともあり、「長屋(ながや)マンション」と言っていた人もいました。旨いこと言うなと思っていましたが、子育てにはとてもありがたい環境でした。