本
私は元々ロングスリーパー体質で、70歳となった今でも、8時間寝ないと寝足りない感じがします。若い時と違って8時間寝通すなどということはまずできなくなり、3~4時間寝たらトイレに起きてまた寝る、というのがパターンなのですが、最近ではそのトイ…
周防柳と冲方丁という二人の作家の平安時代を描く小説を続けて読んだことで、登場人物である紀貫之、紫式部、清少納言の作品にも興味が湧き、若い頃からすれば何度目かのチャレンジですが、もう一度読んでみることにしました。 選んだのは、紀貫之の「土佐日…
冲方丁の作品が続いていますが、今回読んだのは、前回の「月と日の妃」の姉妹編とでも呼べそうな「はなとゆめ」です。前回、娘が子供の頃読んでいた「花とゆめ」という少女雑誌のイメージが強くて敬遠していたという事を書きましたが、今も昔もこんな表紙の…
冲方丁の作品つながりで読み始めた「月と日の妃」は、全く予備知識もなかったのですが、偶然現在NHKの大河ドラマ「光る君へ」の主人公紫式部も登場する、藤原氏の栄華・権謀術数を描いた小説でした。「光る君へ」には全く興味がなかったのですが、この小…
周防柳という女流作家の「逢坂の六人」という小説を読みました。昨年の今頃から積読状態となっていたのですが、ようやく読破しました。最近私は積読とはいってもKindle内に保存しているものが殆どで、実際に積み上げているのは少ないのですが、この作…
冲方丁の「麒麟児」を読みました。最近読書量が極端に減っていて、積読状態のものが20冊近くになっているのですが、物理的な積読ではなくKindleでの保存ですから日頃目に留まることも無く、積読している意識が無いのが災いしていますね。 冲方丁(う…
私がいつも愛読しているブログで紹介されていた、表題の本を読んでみました。ある方のブログに触発されてドライブに出掛けてみたり、バイクツーリングの参考にしたり、今回のように紹介された本を読み始めたりと、ブログを書く以外でも、私の生活にブログは…
6月19日は太宰治が亡くなったことを偲ぶ日、桜桃忌でした。彼は愛人と共に6月13日に入水自殺したのですが、発見されたのが19日で、奇しくもこの日が太宰の39回目の誕生日でしたから、この日を命日として桜桃忌と名付けたのだそうです。太宰はサク…
冲方丁(うぶかたとう)という作家の「戦の国」という小説を読みました。コロナで熱が高かった時には活字を追う気力もなく、オーディブルのお世話になったのですが、熱が下がってからは、朗読をゆったりと耳で聞き続けることのもどかしさと、何より読みたい…
遺憾ながらコロナに感染してしまい、自宅療養を余儀なくされた一週間でしたが、熱が高いと目で活字を追うという気力も起きず、かといって始終うとうとしているので本格的な眠りも訪れず、という時にAmazonのAudible(オーディブル)には30日…
周防柳という作家の「高天原-厩戸皇子の神話」という小説を読みました。彼女の作品は「蘇我の娘の古事記(ふることぶみ)」に続いて2作目で、漢字の読ませ方が独特ですが、飛鳥時代の話ですから訓読みが基本なんでしょうね。 高天原 ── 厩戸皇子の神話 (集…
先日の「バベル九朔」に続いて、万城目学の「パーマネント神喜劇」という小説を読みました。最近我が家の愛猫「ロク」に妻と交代でつくことが多くなり在宅比率が高まっていますから、読書や映画鑑賞に使う時間も少し長くなってきました。 パーマネント神喜劇…
万城目学(まきめまなぶ)の「バベル九朔」という小説を読みました。この人の作品で初めて読んだのは「鴨川ホルモー」で、ホルモーをホルモンだと思って読み始めたことを憶えています。 バベル九朔 (角川文庫) 作者:万城目 学 KADOKAWA Amazon これで、いわ…
「守教」に続いて帚木蓬生の「ソルハ」という小説を読みました。「ソルハ」とはアフガニスタンの言語のひとつダリ語で「平和」という意味です。文中でも重要な場面で出てきますが、描かれているのは「ソルハ」にはほど遠いタリバン政権下のアフガニスタンで…
ここのところ、キングダムという長編アニメに嵌ったりして、なかなか本を読む時間がとれていませんでしたが、キングダムも観終わりましたので、長い間放置状態だった、表題の「守教」という小説にとりかかり、先日ようやく読み終えました。 守教(上) (新潮文…
標題の「襲来」という小説を読みました。私の好きな帚木蓬生という作家の作品で、鎌倉時代の宗教家、日蓮の生涯を描いたものです。 襲来 上下巻 セット 講談社 Amazon 「襲来」というタイトルは、蒙古襲来、いわゆる元寇のことで、日蓮は「立正安国論」の中…
ゴールデンカムイというコミック・アニメのことは以前から知ってはいましたが、特に興味も持たず、それっきりになっていました。 カムイとはアイヌ民族の神を表す言葉ですが、私の世代でカムイと言えばやはり故白土三平さんの「カムイ伝」「カムイ外伝」が…
重箱の隅をつつくような奴と思われそうですが、文章の「てにをは」とかが結構気になるタイプです。 職場でも部下や後輩の報告書、企画書を読んでいて、本筋ではないこのあたりが気になって仕方がないことがよくありました。こういったことに口を出すと小さい…
村上春樹と村上龍、両村上氏はデビューした時期も近く、どちらも時代を代表する作家として扱われて、特に村上春樹は熱狂的な信者を得ました。今年もノーベル文学賞の候補としてオッズ3位とか言われていましたが、候補と言われ始めて16回目(らしいです)…
ルトガー・ブレグマン著「Humankind 希望の歴史」の記事で、紙の書籍の使い勝手の良さということを書きましたが、今は昔残していた本を除いては殆どを電子書籍で読んでいるのが現実です。 この機会にちょっと整理してみると、電子書籍で本を読むよ…
オランダの歴史家、ルトガー・ブレグマンが書いた「Humankind 希望の歴史」という本を読みました。先日ミヒャエル・エンデの「モモ」の記事で書いていた、今読みかけの本というのはこれの事でした。私はこの本をKindle版で読んだのですが、単…
一人ゆっくり起きて朝食を食べにリビングに行くと、妻がNHK BSの「コロナ新時代への提言」という番組を観ていました。私も朝食を食べながら何となく観始めたのですが、そこで取り上げられていたのが、ドイツのミヒャエル・エンデが書いた児童文学「モ…
一年ほど前に「宇宙英雄ペリーローダン」というSF超長編の事を書いたのですが、この作品にも大きな影響を与えたと思われる、「レンズマン・シリーズ」という作品があります。少し前に「レンズマン・シリーズ」とタイトルに入った記事を見かけて、久し振り…
「ピアノの森」というコミック・アニメがあります。作者は「一色まこと」、男性っぽい名前ですが女性漫画家です。1998年にヤングマガジンアッパーズという隔週発行の青年誌で連載が始まり、その後不定期連載、休載を繰り返し、同誌が廃刊となった後にモ…
「猫なんてよんでもこない。」という漫画をご存じですか?杉作というボクサー志願だった青年が書いた猫漫画ですが、2000年頃、当時毎号購読していた、「週刊モーニング」に連載されていた「クロ號」という作品の続編のような漫画です。 クロ號 コミック …
4月9日、進撃の巨人の最終話が公開され、11年7カ月にわたって連載された超長編漫画がついに結末を迎えました。最終話が掲載された別冊少年マガジンはあまりの売れ行きに急遽重版を決定したらしいですが、月刊漫画が重版されるなんてことがあるんですね…
いつかこのブログでも書いたと思うのですが、標題の「進撃の巨人」は今私のお気に入りです。明らかに私の年代層に受け入れられる作品ではなく、私も当初は社会現象としての興味はあったもののそれっきりでした。 進撃の巨人は連載開始すぐに大人気となり社…
娘の愛車が納まるのを機に、それまでトランクルームに放り込んであった様々なものを整理することになり、これも随分前から保管していた文庫本をようやく回収してきました。 10年以上前に自宅内を整理した時に持っていた書籍の殆どはブックオフ等で売却・処…
株との付き合いはそんなに古い方ではありませんし、当初から今に至るまで積極的に関わっている訳でもありません。小規模株主として昨年4月頃の新型コロナによる株価暴落から、今度は昨年11月以降の暴騰を見ていて、正直この程度の関わり方で良かったなあ…
娘がバイクに乗ることになり、バイク用に借りているコンテナボックスの整理が必要になりました。このコンテナボックスは4畳大の広さがありますから整理すれば十分バイク2台は収まります。あわよくば近場の足としてモンキー125でも買いたいなと目論んで…