緊急事態宣言も解除され、家を出て都内で暮らしている息子も含めて、我が家4人はワクチンの2回接種が完了しましたので、永らく会えていない義父母にみんなで会いに行こうということになりました。
会いに行くとは言っても、義父母は我が家からほんの7~8kmのところに住んでおり、クルマなら10分程度です。にもかかわらずコロナ拡散以降は会うことも自粛状態となり、月に2回程度食料品の買い出しや病院への通院の送り迎えのために、娘である妻が出向くだけになっていました。
義父母と我々夫婦は夏前に、都内で別居中の息子も職域接種で8月初旬には2回の新型コロナワクチン接種を終えていたのですが、娘は9月下旬にようやく2回目の接種を受けることができて、これで義父母と会うことの障害が無くなりました。
考えてみれば、妻が月2回訪問しているのですから、その間に同居者である私か娘が感染していれば、狭い家ですから妻もまず間違いなく感染していたと思いますし、妻以外の我々が義父母宅の訪問を自粛していたことも気休めだったような気はします。
それでも娘である妻や孫である息子・娘は血縁者ですからともかくとして、義理の仲である私から感染したということにはしたくなくて、少なくとも私は訪問を控えようと思っていましたし、やはり若い子供たちの生活パターンは他人との濃厚接触機会も多いですから、結果として2年近く会わないままとなっていました。
最後にみんなで義父母宅に行ったのは2020年の元旦の事で、これは毎年新年の恒例行事です。そしてその後急速に新型コロナ感染が拡大し、今に至る訳です。
2021年の元旦にも家族4人で外房九十九里海岸での初日の出、成田山新勝寺での初詣を終えて義父母宅には行った(ここまでが我が家の元旦のルーティン)のですが、この時はマンションの3階のベランダと、地上のクルマの車窓から明けましておめでとうを交わしただけだったのです。
この日は都内から息子も帰って来て、義父母宅近くの和食の店で昼食会をすることにしました。家に行くとどうしても義母に負担がかかりますから、今回は外部で会うこととして、自宅訪問は次の機会です。この店は予約しておけば個室を用意してくれますし、席には仕切りのアクリル板も設置されていますから安心感もあります。
全員で6人となりますから我が家の愛車POLOでは一度に運べず、私と子供たちが先発部隊で店で待機し、妻が義父母を迎えに行きました。
後から店にやってきた義父も義母も、最初から笑顔満開でとても嬉しそうです。そして義母と私を除く4人は早速祝杯を挙げてご機嫌ですが、こんな時飲めない私は必然的に運転手となります。
こんなことを言うのは縁起でもないですが、義父母が元気なうちに会えて良かったです。何故かと言うと、義父母との再会の次は私の実父母訪問と考えていたのですが、つい先日私の実父の健康状態が思わしくないとの連絡があり、翌日には即入院となってしまったのです。このコロナ状態ですので入院後は面会もできず、担当医からは高齢でもあり入院後は帰宅できないことも覚悟してくれと言われてしまいました。ようやく会える環境となり、帰省の段取りを、と相談を始めた矢先の出来事でした。義父母の方も私の実父母よりは若いとは言えかなりの高齢となっていますから、何があっても不思議ではありません。
ともあれ無事に孫たちの顔を見せることもでき、孫たち自身も嬉しそうで、良い昼食会となりました。次は何とか私の父にも踏ん張ってもらって孫の顔を見せてやりたいものです。