シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

R1200Rソロツーリング:安房神社と洲崎神社(前編)、参拝までの道中記です。

 

前週のもみじロードツーリングは、天候不良もありクルマとなってしまいました。その前11月中旬のツーリングでは館山の那古観音、崖観音という寺院に行ったのですが、南房総には行きたい神社もあって、それは安房の国一の宮である安房神社です。
ところが安房神社のことを調べていて、そこからほんの10km程度しか離れていない館山市洲崎にある洲崎神社も安房の国一の宮と呼ばれていることがわかりました。
古来一の宮と呼ばれてきたのは安房神社なのですが、洲崎神社は源頼朝との関りから江戸時代に一の宮とされたそうで、伊豆で挙兵して敗れ、何とか安房に逃げ延びた頼朝が再挙を期して参拝をしたのが洲崎神社で、天下統一の願いを聞き入れてくれた神様は、以降多くの武士の信仰を集めました。その後自然発生的に洲崎神社を一の宮と呼ぶ風習が広まったのですが、江戸時代に松平定信が、「安房国一之宮大明神」と自筆した篇額を奉納したこともあって、本来は国に1つとされる一の宮が、安房の国には2つも存在することとなったのだそうです。
なかなか面白い由来ですし、この日は天気も良かったですから、両方の神社を訪れることにして、年内最後かもしれないツーリングに出かけてきました。

 

朝は冷え込んでいましたので、今季初めての電熱装備登場です。私はコミネのモバイルバッテリー式電熱グローブと、KLANというイタリアメーカーの車載バッテリーから電源を取る電熱ソックスを使っていて、ソックスの方はつなぐのもなかなか面倒なので、モバイルバッテリー式が欲しいのですが、他に適当なものが見当たらないので、もうかなりの期間これを使っています。足裏からつま先を回り込んで甲の中程まで電熱線が覆っていますから暖かさは抜群で、薄手のソックスの上に電熱ソックス、ブーツで足先は寒さ知らず、極寒時にはもう一枚ソックス追加すれば完璧ですが、その時はワンサイズ大きいブーツが必要です。

 

出発時8時の気温は5℃、近くの畑には霜が降りていましたが、気温が5℃以下に下がると霜が降りる可能性があるのだそうです。この程度の気温ならグローブ・ソックス共に温度設定は中で大丈夫でした。
上下ウエアもまだ極寒対応とはしていませんでしたから、高速は使わず下道をゆっくり南房総に向かいました。久しぶりに佐倉市と印西市の境界あたりにある直線農道を走りましたが、ここを走ると房総へ向かうという気分になります。

 

 

ここからは、房総半島南端の野島崎灯台まで、房総半島内陸の道をノンストップで約4時間のんびりと走り続けました。昔はこれが普通だったのですが、最近では珍しいことです。この日は雲一つない上天気で、気温も午前中に15℃くらいまで上がって、電熱も必要ないような気持ち良い走行だったからだと思います。
ただ、数日前まで続いた雨で路面はまだまだウエットなところも多く、野島崎灯台に着いた時には下の写真のようにドロドロになっていました。

 



ここまで来れば安房神社はすぐ近くですから、その前に途中にある明治時代の石造アーチ橋、眺尾橋(ながおばし)通称めがね橋に寄って行くことにしたのですが、この日は天気も良かったですから、何とかめがねに見えそうな写真が撮れました。

 

 

安房神社の前まで来た時にはもう13時半近かったですから、参拝前に「鮨芳」という参道近くの寿司屋さんで昼食としました。若いご主人が一人でやっているお店で、私は地魚の握りを頂いたのですが、例によってがっついてしまい、最初の2~3貫は写真を撮り忘れました。その中の金目の炙りが最高においしかったのですが、その他の鮨もひと手間加えたものが多く、これを頼んで正解でした。
昼営業のラストオーダー間際に飛び込みましたので客は私一人で、そう饒舌ではないご主人とポツポツとカウンター越しに会話しながらの食事も楽しかったですが、私が退店すると同時に暖簾は取り込まれていて、私一人の為に申し訳なかったです。

 

 

ここからようやく安房神社、洲崎神社への参拝なのですが、淡々と走った割には書きたいことが多くて随分長くなってしまいましたので、以降は後編で紹介しようと思います。

 

 

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