シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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「今治のホコリ」とは?

 

皆さん「今治のホコリ」という商品をご存じですか?漢字で書くなら「今治の埃」であり、「今治の誇り」ではありません。とても変な商品名ですよね?

 

愛媛県の今治市(いまばりし)といえば造船の街でもありますが、何といっても有名なのは「今治タオル」です。「今治のホコリ」は、この今治タオルの製造過程で出る綿埃(わたぼこり)を着火剤として利用するという商品なのです。
文字通り「今治の埃」なのですが、タオルの製造工場では、操業にあたって、引火性の高い綿埃に火花が散ったりして火災にならないように、細心の注意を払うことが必要となるのだそうで、その引火性の高い邪魔者を、逆に着火剤として売り出せないかと考えた着眼点は見事だと思います。

 

タオルの染色工場では染めたタオルを巨大な乾燥機で乾かすのですが、機械を一日使用すると、大量の綿埃が出ます。フィルターにはびっしりと埃が張り付き、省エネや防火対策のためにも毎日何回もの掃除が欠かせませんが、ただ廃棄するしかなかった綿埃を再利用できないかと、キャンプが趣味の、ある従業員の方が思いついたのだそうです。彼はたき火に火をつけるために使う「着火剤」として活用することを考えたのですが、火がつきやすいというのは前からわかっていたが、どういう燃え方をするのかがわからず、商品化するために、埃の量によって燃焼時間がどう変わるかなど、何度何度も実験と観察を繰り返したのだそうです。

 

ごみの発生を抑制するという意味では「減らす」「縮小する」という意味の「リデュース」にあたると思いますが、廃棄物から使える部分を取り出して、原材料やエネルギー源として利用するという意味では「リサイクル」とも言えます。

 

 

そして商品化にあたっては若い女性従業員にカラーアソート等を任せ、自分は一切口を出さなかったそうなのですが、確かに私もこのお洒落なセンスに興味を惹かれたのは事実です。楽天の商品の方がカラフルできれいですね。
ねじ込み式の容器は再利用可能ですから、使用済みの製品をごみとして処理せずに繰り返し使う「リユース」でもあります。

 

私は試しに単品で購入してみたのですが、色指定はできませんので届くまではどれが来るかは分かりません。結果白青の商品が届きましたが、4個セットで各色を並べるのも良いですね。

 




一本40g入りで、これで約20分間燃焼するそうです。いつ使うのと家族に揶揄されながらも、春になってキャンプに行けるようになったら使ってみようと、今から楽しみにしています。

 

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