長年タンスの肥やしになっていたバイクウェアをヤフオクで処分することにしました。現実にはクロゼットの肥やしですが、、。
オランダの「REV’IT!(レブイット)」というメーカーのメッシュウェア上下で、先代のR1200Rを購入した時に、「FC-MoTo」という欧州製バイクグッズのEC販売サイトから個人輸入で買ったものです。
フルメッシュの本格的なツーリングウェアで、防寒・防風のインナーウェアも付いていて、BMWのGSなどアドベンチャー系のバイクにはとても似合うと思います。私のR1200Rは、同じBMWでもRの名の通りロードスター系ですが、ネイキッドのツアラーでもありますから似合うだろうと思って買ったのです。
自己満足ではありますが、狙い通りバイクとはマッチしていたと思いますし、作りもしっかりしていて満足度は高く、買った年の夏は活躍してくれました。
ただ作りがしっかりしているということは、それなりに重くて、フルメッシュで風は通すとはいえ、真夏の短距離ツーリングに引っ張り出すのは段々億劫になり、そのシーズン数回着用した後はずっとクロゼットで眠っていました。
ならばその後の北海道ツーリングなどに使えば良かったのですが、こんどはゴツい為に収納性に難があり、結局2回のツーリングどちらも軽い国産の夏用ウェアを使い、このレブイットは出番がありませんでした。
今年の衣替えでバイクウェアも夏用と入れ替えた際、さすがにもう着ることも無いと思って一度は処分を考えたのですが、改めて見てみると、きれいに洗って防虫・防湿処理をして保管していましたから、まだまだ十分使える状態です。
それなら誰か使っていただける人がいればお譲りしようと、オークションに出してみる事にしました。ところが長期保存品ですから出品前に再度洗濯したところ、樹脂部分が経年劣化で一部取れてしまいました。それはそれで仕方ありませんので、10年以上保管していた商品である事と現状の劣化部分などを丁寧に説明し、それを納得した上で使っていただけるなら、という事で出品しました。
結果多くの閲覧を頂き、思った以上の高値で落札されましたので、早速商品発送の手続きをしたのですが、ここで私が重大なミスを犯してしまいました。
商品をきれいに包み、箱詰めしてヤマトの営業所に持ち込み、ウチに帰ってベッドの上を何気なく見ると、そこにはあってはならない落札商品の下半分、パンツが残っていたのです。上半分のジャケットだけを箱詰めしてすっかり終わった気になって封をし、発送してしまっていたのです。そういえばおおよそのサイズ感を想定して箱を用意した積りだったのに、何だかスカスカになってしまい、たくさん詰め物をしたことも思い出しました。パンツを詰めてないんですから当たり前です。
まださっき発送手続きをしてきたばかりですから、まずは出荷を止めてもらおうとヤマトの営業所の電話番号を調べたのですが、ヤマトでは営業所の電話は公表されておらず、すべてコールセンターでの受付に統一されていました。こちらから用件を伝え、必要に応じて営業所側から顧客に連絡を入れてもらう、というシステムです。
これは以前JRの駅に連絡を取ろうとした時と全く同じ対応で、確かに最小限の人員で回している営業店にクレームや長時間の(どうでもいい)問い合わせが入ると、店では困るでしょう。それはよくわかりますし文句を言う積りもないのですが、さっき受付けてくれた人に、出荷ちょっと待って!と言うだけで解決する今回のようなケースでは困ります。
電話を待っていても中々かかってきませんし、気が焦ってきますので、いっそのこともう一度ヤマトの営業所に行って来ることにしました。入れ忘れたパンツとガムテープなどを持って急いで行ったところ、出荷直前の状態で商品を何とか確保することができ、一安心です。
今現在のヤフオクの取引は、出品者・落札者共に匿名での取引が普通で、私の手元に残った送り状控えにも落札者の氏名も住所も電話番号もありませんから、直接連絡を取るにはヤフオクの取引連絡というシステムを使うしかありませんし、急ぐ時には余り役に立たないのです。
匿名取引であることはヤマトの係の方もよく承知していて、落札者の情報が見えないようにマスキングをして、彼女の前で開梱することを条件に、再度パンツを加えて箱詰めさせてもらいました。
朝からバタバタし通しで疲れましたが、後日落札者さんから商品に満足との連絡もいただき、そこでやっと本件落着しました。