先月最後の月曜日から浴室・洗面所のリフォームが始まり、5日間で予定通り完了しました。
今年1月に20歳の長寿を全うして天国に行った愛猫のロクはとても怖がりな猫でしたから、大きな音はするし、いかつい(かも知れない)職人さんたちが頻繁に出入りするリフォームには耐えられそうにないと思って、延ばし延ばしにしていたのですが、そのロクもいなくなり、いよいよリフォームの検討を始めていたのです。
入居後29年経過した我が家の浴室の床やタイル壁、洗面台などは掃除してもすぐにカビが発生するようになってきて、その都度使うカビ取り剤の消費量も結構なものでしたし、過去には、カビ取り実施後、残留していたカビ取り剤を舐めてしまったロクが体調を崩したこともあって、いいことは何一つありませんでした。
リフォームが始まって、元の浴槽や洗面台が撤去されてみると、目に見えないところにまでカビが大量に繁殖していたことがよくわかります。浴室はすでに完全撤去が終わった後の写真ですが、こちらも浴槽の下はかなりなものでした。この部分は日常のメンテナンスでは到底手を入れることができませんが、どうすればいいんでしょうね。
撤去が終わった後は、内装の枠組み、ユニットバスの搬入・設置、洗面室の内装、洗面台の搬入と続きましたが、常時1~2人の職人さんが入れ替わりながら、テキパキと作業が進んでいきます。
そして、リフォーム開始から3日間は風呂が使えないと聞かされていましたので、かなり久しぶりに、家族で近くのスーパー銭湯的な温浴施設に行くことにしました。
コロナが猛威を振るっていた頃は、完全無防備な姿で大浴場に浸かることにとても抵抗があり、温泉すら行かない日々が続いていましたので、こういう温浴施設でも新鮮でした。夜娘が退勤してくる時間に合わせてクルマで出かけましたから、自然と夕食も外でとなり、ちょっとした行楽気分も味わえました。
予定通り、4日目からは風呂も使えるようになり、5日ですべての工事が完了しましたが、上の写真からは見違えるようです。まるでショールームみたいだと家族で話しているのですが、30年経ってみると色々と機能も進化していて、快適度が随分向上しました。
我が家の水回り機器は、入居時は今は無きINAXで統一されていて、バス・洗面所・トイレ・キッチンすべてそうでした。INAXは伊奈製陶所という社名だったことは知っていましたので、ずっと長野県の伊那市で創業したのだと思っていたのですが、伊奈さんという創業者の名前なんだそうです。確かに伊那市とは漢字が違いますね、今回初めて知りました。INAXはその後トステム、新日軽、東洋エクステリア、サンウエーブなどとの統合を経て、現在ではLIXILというブランドとなっています。
ちなみに現在では最大のライバルであるTOTOとも、創業当時は同じ企業グループに属していたのだそうです。
やはり長年使いなれた分LIXIL製品に何となく愛着を感じるのは確かですが、部分的なリフォームを繰り返す内に他メーカーのものも増えていますので、LIXILでなければというこだわりもありません。
ただ今回リフォーム業者選定にあたっては、LIXILとSUUMOのリフォーム業者紹介サイトを使い、結果、LIXILのサイトで紹介された業者に決めましたので、浴室はLIXILとなり、洗面台はサイズや値段の関係でタカラスタンダードとなりました。
これで我が家のリフォームはほぼ完了ですが、唯一キッチンだけはレンジを入れ替えたり、食洗器を設置したり、水栓を交換したりという部分的な手直しで済ませています。
それで現状特に不具合はありませんし、今後もこの手直し方式で良いのじゃないかと思ってはいるのですが、これまで手を付けていないレンジフードと換気扇が交換となれば結構大がかりになるかも知れません。