シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

有楽町駅前の瀬戸内マルシェと日比谷公園散策

 

四国に住む友人から、有楽町駅前で瀬戸内の物産展が開かれるとの情報を貰いましたので、妻と行ってみることにしました。
三豊市(みとよし)は香川県の西部にある地方都市で、私が暮らしていた時には三豊郡でした。今は市内の仁尾町(におちょう)にある「父母が浜(ちちぶがはま)」が「映える」写真のおかげで日本のウユニ湖と呼ばれたり、その近くの山上にある神社の鳥居が「天空の鳥居」として有名になったりしています。昨秋家族を連れて行った志々島(ししじま)という瀬戸内に浮かぶ小島もこの市に属しますし、その隣の粟島(あわしま)にある「漂流郵便局」も少し知られた存在かも知れませんが、基本的には四国の片田舎の鄙びた町です。

 

讃岐うどんの出店でもあるんじゃないかと期待していたのですが、それは見当たりませんでしたので、郷土菓子である「おいり」とこれも郷土食である「しょうゆ豆」を買い、食事は有楽町駅前に昔からある中華料理店「中園亭」に行くことにしました。
「おいり」は名前から形状・味が想像しにくい菓子ですが、Wikiの説明文がわかりやすかったので引用します。

香川県の特に中西部地方から愛媛県の西条市以東で生産されるあられの一種、嫁入り道具として、香川県の結婚式披露宴でも用いられている。直径 1cm ほどの玉状で、色は桃色、緑、白、空色、紫、オレンジなど様々である。外は薄い殻のような食感で、中は空洞で口に入れるとすぐに溶ける。一般的なひなあられの風味に似ており、甘さは控えめである。 原材料は主にもち米。

 

 

マルシェ会場にも隣接している中園亭で私が選んだのは「ザーサイと豚肉のそば」、妻は「五目そば」で、餃子を二人でシェアしました。うどんとは随分違う麺になってしまいましたが、ザーサイの好きな私には大変美味しかったです。


 

ここからは妻のリクエストで、日比谷にある鹿児島の物産館に向かいました。鹿児島出身の義母へのお土産を買いに行くのが目的だったのですが、この日はとてもいい天気で暖かでしたから、ついでに日比谷公園を散歩することにしました。

 

日比谷交差点前の有楽門から日比谷公園に入り、日比谷見付跡、心字池、第一花壇、松本楼と抜けて、大音楽堂(通称:日比谷野音)横にあるタリーズで一服、その後上空から見ると三角形をしていることで有名な日比谷図書文化館を見学して、日比谷公会堂の前を通って、新幸門から外に出ました。
多くの人がのんびりと散策したりベンチに腰掛けて本を読んだりしていて、ここには外の超都心部とはまるで異なった時の流れがあるようでした。世界でも屈指の大都会でありながらも、こういう場所をあちこちに抱えているところが東京の良いところなんでしょうね。

 

 

日比谷公園を出て、日比谷通りの向かいにある帝国ホテル側に渡り、東京宝塚劇場や東宝シネマのそばにある鹿児島物産館でさつま揚げや文旦漬けなどを買い込んで帰宅することにしました。
往路では東京駅から有楽町まで丸の内の地下通路を歩きましたので復路もそうすることにして、国際フォーラムをちょっと見学して帰りました。
船をイメージしたデザインだそうで、確かに巨大な船の骨格を連想します。昔ここには新宿に移転する前の都庁があったのですが、隣接する丸の内を闊歩するエリートサラリーマンの服装と、都庁職員の方のサンダル履き・腕貫き(うでぬき:知らない人も多いでしょうが、事務職の人が袖の汚れを防ぐために着用した布製の筒)姿の対比が印象的でした。決して差別的な意図はないのですが、本当にそんな姿の人が大勢昼休み時の有楽町を歩いていました。昭和40~50年代のお話です。

 

 

 

 

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