都内の検診機関に人間ドックを受けに行った帰り、昨年11月に完成したばかりの麻布台ヒルズの展望台からの絶景を眺めてきました。
最寄駅は東京メトロ日比谷線の神谷町駅か東京メトロ南北線の六本木一丁目駅です。昔々まだ南北線もなかった頃、神谷町から東京タワーのそばにあった取引先まで週1~2回通っていたのですが、当時とは神谷町周辺も様変わりで、どこがどこだかさっぱりわかりませんでした。完全なお上りさん状態で城山トラストタワーの方に進んでしまい、人間ドックの開始時間にようやく滑り込みで間に合いました。神谷町駅周辺で当時のまま見覚えがあるのは、霊友会のデカい本部施設と、桜田通りを登った正面にある特徴的な外観のノアビル位でしたね。
人間ドックが終わったのは15時前、妻の婦人科検診がありますのでどうしても遅くなります。最初はせっかく近くに来たので久しぶりに東京タワーに行ってみようかと思っていたのですが、胃カメラで麻酔を使ったこともあってか妻も私も何だか疲れてしまい、麻布台ヒルズの展望台から眺めるだけで我慢することにしました。
麻布台ヒルズは64階建てで、2024年1月時点ではあべのハルカスを抜いて日本一の高層ビルですが、上層階は超高級な住居スペースで、最上階のレジデンスは何と300億円レベルだそうです。そしてほぼ中間点の33階にはスカイロビーという無料の展望スペースがありましたので、そこに行って見ることにしたのです。
東京タワーが正面に見える位置はやはり人気で、多くの人が写真を撮っていました。エレベーターを降りたところから要所要所に係員が居て、スムーズに誘導してくれますので渋滞は無かったのですが、週末にどっと人出があればそうはいかなくなる雰囲気でした。階段状の腰を下ろすスペースがあって、ここに座って上の写真のような景色をしばし眺めるのもいい気分転換になります。
上の写真は低層階に下りてきてから撮ったアークヒルズ仙石山森タワー、下の写真が麻布台ヒルズですが、六本木ヒルズなどとも共通する、ヒルズ兄弟特有の外観をしていますね。
庭には、奈良美智の「東京の森の子」という野外彫刻が設置されています。「森の子」シリーズの8体目で、シリーズ最大のサイズなのだそうです。
私はこのシリーズを写真等では見た記憶がありましたし、少年ナイフという女性バンドのアルバムジャケットにもなっている特徴的な女の子のキャラクターも知ってはいましたが、これらの作品と作者が一致していませんでした。
帰りはこの庭を抜けて神谷町まで歩いたのですが、迷わなければ5~6分です。庭の整備も急ピッチで進められていますし、ハイブランドのショップも多数開店準備中でした。駅までは、神谷町側の桜田通りと六本木一丁目側の麻布通りを結ぶ「桜麻通り」を歩くのですが、両側には個性的な曲線を多用した建物が並び、新しい町という事を実感します。