シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

桜旅北海道編11日目:剣淵から美瑛・富良野・トマムを経て上士幌まで

 

剣淵の道の駅から和寒(わっさむ)・比布(ぴっぷ)を経由して、美瑛・富良野辺りの見物がこの日の予定でした。
和寒も比布も難読地名ですが、比布と言えば、私たちの世代にはピップエレキバンという磁石を貼り付けた絆創膏のCMが思い浮かびます。樹木希林とピップ社長のコミカルなやり取りが評判となり、その後比布でのロケ等も行われて、比布町は一躍全国区の知名度を獲得しました。

 

和寒から比布へ抜ける塩狩峠の手前には、わっさむ塩狩峠公園というのがあるのですが、塩狩駅周辺は一目千本桜を謳っていて、中々見応えがありました。そして塩狩峠を越えて比布町に入ると、国道40号線沿いにも中々見事な桜並木が。

 

 

そこから旭川の市街地を南東側に迂回する形で美瑛に入り、まずはこれまた私世代の定番、セブンスターの木、ケンとメリーの木に立ち寄りました。
どちらも今の世代には全く響かないでしょうが、セブンスターは日本たばこ(JT)のタバコ銘柄、ケンとメリーは日産スカイラインのCMに登場した若いカップルで、どちらの木もそれぞれのCMで印象的に取り上げられて一大観光スポットとなったのです。今は殆ど訪れる人もなくひっそりしていましたが、当時のままの姿でした。
その後はパッチワークの路などをのんびり走って、これも穴場的存在の就実の丘に行きました。ここまでゴールデンウィーク真っ最中にも関わらず、殆ど観光客とは会わずです。

 

 

ここからは白金方面に進んで、メジャーな観光地「白金青い池」に行って見ることにしました。ここまで殆ど観光客に会わなかったのは朝早かったからというのもあるようで、青い池に着いた9時過ぎには既に駐車場待ちの行列ができていました。大型観光バスも多数停まっていてさすがの知名度です。
この日は曇りがちだったこともあってか、青い池もこの上流の白ひげの滝も発色は今一つでした。そのせいもあり、余りの人の多さに閉口したこともあり、それぞれ5分も滞在しないで退散し、富良野に向かう事にしました。むしろ白ひげの滝から少し下ったところにある白金不動の滝の方が趣きがありましたが、ここはあまりに人が居なくてクマが怖かったです。

 

 

富良野に行っても、ファーム富田のラベンダーはまだ咲いていませんし、富良野が舞台の「北の国から」にも興味がありませんので、行ったのは富良野小学校の校庭にある北海道中心標、いわゆる「北海道のへそ」だけです。
その後富良野で昼食と思ったのですが、市街地はかなりの人出でしたから、そのままトマム方面に向かい、富良野を出たところで見つけたカレー屋でスープカレーの昼食としました。

 

 

そして星野リゾートトマムに着き、コーヒーでも飲んで休憩と思ったのですがここもかなり人が多く、ゆっくりはできそうになかったですから、早々に次に行くことにしました。
ここには、まだ星野の経営になる前、アルファリゾート・トマムといった時代に3度滞在したことがあるのですが、開業間もない1・2回目の時は、本当にゴージャスな長期滞在型の施設に感動し、3回目は経営が傾き老朽化が進んだ状況にがっかりした覚えがあります。今は星野の手腕でV字回復しているみたいですね。

 

 

その後は上士幌町にあるナイタイ高原牧場に行き、そのまま上士幌の道の駅で車中泊の積りでしたが、ここで上士幌の北にある糠平湖には「タウシュベツ川橋梁」があったことを思い出しました。
その時点ではまだ道東の桜は咲き始めたばかりでしたから、少しの間ここで滞在しても満開には間に合いそうですし、それならばタウシュベツ川橋梁に行って見ようかと考えたのです。タウシュベツは旧国鉄士幌線のコンクリート製アーチ橋で、10年前にバイクツーリングで来た際にも行きました。その後崩壊が進んでいると聞いていたので、行くなら今しかないかも知れません。現地へはガイド付きのツアーに参加するか、常時閉鎖されている出入口の鍵を借りて、4km程の砂利道を単独で進むことになるのですが、現地はヒグマが常時目撃されるような所ですから、当時も今回も単独見学の選択肢はありませんでした。その場でネット予約してみると連休明けの早朝コースしか空きがありませんでしたので、一日空いた連休最終日は層雲峡などの観光でつぶすことにしました。
この日最後のナイタイ高原牧場は、夕暮れ近かったので抜けるような青空とはいきませんでしたが、雄大な360度の景観は十分楽しめました。

 

 

 

 

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