シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

HIACE:車中泊で感じた装備の課題

 

今回の東北放浪旅は、来春の桜前線旅の予行演習の積りでしたが、予行演習にしてはかなり長期間となりました。

 

まず肝心な車中泊への備えですが、今回は、自宅クローゼットやトランクルームで収納に使っているクリアボックスを並べ、その上にホームセンターでカットしてもらった合板を敷き、その上にアウトドア用のエアマットをおいてベッドとする、という構想でした。
寝ること自体はそれで何の不満もなく安眠できたのですが、問題は走行中で、並べたクリアボックスが車内を縦横に走るのです。これは全く想定外で、元々このボックスにはキャスターが付いているのですが、それはあらかじめ外していましたのでもう大丈夫だと思っていました。ところがそれは全く考えが甘く、ちょっと強めにブレーキを踏むと、ザーッと音がして前に流れてきますし、山間部のくねくね道では左右の壁にぶつかり放題、ちょっとしたギャップでも躍り上がります。

 

 

応急措置として、写真のような感じで左右の隙間にはシュラフ等を詰め、重い合板は下に敷くようにしました。そして前の空間は椅子で抑えたのですが、アルミ製の軽い椅子では何の役にも立たず、椅子自体が先に滑りまくっていました。今回の旅ではその後、重いポータブルバッテリーやテント・タープ等を周囲に並べて何とか対応したのですが、永続的な方法を考える必要があります。

 

まず考えたのは、イレクターパイプで型枠を作ってその中にボックスを並べる、というものです。イレクターパイプは、車中泊用のベッドを自作するときの定番である被膜された鉄管ですが、私はベッドまで作る気はなく、ベッドの台として使うクリアボックスが自由気ままに車内を移動するのを防ぐために、所定の位置にイレクターパイプで型枠を作って置き、その中にクリアボックスを納めれば良いのではと考えました。
ただ、考えてみれば、ボックスはただ滑っているわけではなく、路面のギャップを拾った時などは盛大に躍り上がってもいて、イレクターパイプを敷いただけの型枠などは簡単に乗り越えてしまいそうな気もします。それならほぼベッドと同じような箱状の枠を作るしかなく、思っていた以上に大がかりです。
以前も書いたと思うのですが、このハイエースは永続的に所有する積りは無く、1シーズン、長くても2シーズンで売却する予定ですから、車体に手を加えることも、車体処分後に使い道が無いようなものを作成することも、できれば最小限に抑えたいのです。

 

そして次に思いついたのが、ハイエースに元々備わっているタイダウンフックを使って、ルーフキャリア用のネットを掛けるという方法です。購入したネットが思ったより弱かったので結局タイダウンベルトと併用することにはなりましたが、ひとまずこれで行こうと思います。そして重い合板は使うのをやめて銀マットを敷くことにしました。

 

 

そして暑さ寒さ対策ですが、暑さはどうしようもなく、ポータブルエアコンを買うしかありません。バッテリーはECOFLOW製のものを持っていますので、旅の間、危うく同じエコフローのWAVE2というエアコンをポチってしまいそうになりました。
寒さは、着込むことと、自宅で机の下に置いて足を温めている小型のファンヒーター、寝る時には電気毛布を使うことでしのごうと思っています。ただ冬の車内はとても冷えますし、私のハイエースは断熱も一切していませんので、これで耐えられるかどうか。
その点、上で書いたWAVE2には暖房機能も備わっていますので、未だ迷い中ではあります。ただ車中泊の旅が終わればこれも無用の長物と化すでしょうし。

 

車内での電源となるポータブルバッテリーの性能は殆ど試すことができませんでした。あまりの暑さに車内では一切調理しておらず、電気式クッカーの出番も無し。
スマホもPCも、今回想定外のホテル泊のおかげで、そこでフル充電できましたし、スマホは走行中もハイエースの電源から常に充電していましたので、ポータブルバッテリーは残量が100%から減ることもなく、ハイエース電源からどのくらいの時間でバッテリーに充電できるのかも調べられませんでした。

 

その他、車中泊で便利かなという小物類をあれこれ買っていて、気付いたら累計4~5万円にもなっていて驚きました。高くても数千円、1万円を超えるものは買っていないので気を許していたらこんな結果です。ポータブルエアコンが半分買える額になっていたとは、、。安物買いの銭失いとならなければ良いのですが。

 

 

 

 

 

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