シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

桜旅13日目:島根県安来から鳥取を経て兵庫県香美へ

 

前夜は島根県安来の道の駅で車中泊したのですが、安来市は島根県の東端なので、1kmも行かない内に鳥取県米子市となります。
この日は米子城址公園からのスタートでしたが、例によって早朝ですから園内は人影もまばらで静かでした。 

 

公園に面した中海では可愛い女子高生がボート競技の朝練をしていて、岸には大きなアクションと大声で熱血指導中の中年男性。それ以上いくとパワハラと言われるよと余計な心配をしてしまいましたが、考えてみれば距離のある岸からの指導ですから大きな身振り・大声は当たり前ですし、沖でそれを聞く女の子たちも、爽やかな笑顔で「は~い!」と明るく返事。全く心配いらなそうです。

 

 

そこからは「ベタ踏み坂」として有名な江島大橋に行って見ることにしました。米子市の北にある境港市から島根県の松江市に架かる橋ですが、境港は「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な「水木しげる」の出身地ですのでちょっと寄り道です。我々の世代には懐かしい鬼太郎、目玉おやじ、ネズミ小僧などのキャラクターも、知らない人が多くなってるんでしょうね。
ゲゲゲの鬼太郎のキャラクターたちが並ぶ水木しげるロードというのがあるのですが、そこにある鳥取銀行のATMの前には、写真のようなシャレの効いた注意喚起の看板が立てられていました。

 

 

ベタ踏み坂、江島大橋は確かにかなりの急こう配でしたが、プロの写真家のような迫力は中々出せません。
江島大橋を渡ってすぐ先、中海のまん中を走る県道338線は、中海堤防道路、美保関八束(みほのせきやつか)松江線と呼ばれ、これも有名な道路なのですが、江島大橋のすぐ先がそうだとは知らず、橋を渡ってすぐ引き返してしまいました。行って見れば良かったと後悔しきりです。

 

 

この日走った国道9号線はJR山陰本線と並行して走っていて、下の写真の御来屋駅のような趣のある駅舎もありますので、そういった所で写真を撮ったりしながら、次は出雲神話の因幡の白うさぎを祀った白兎神社に立ち寄りました。
そして白兎神社の少し手前で信号待ちをしていた時に、ハワイ海水浴場というバス停を発見。ここは昔大阪勤務していた時、ある同僚が「また週末ハワイで泳いできましたよ」と何度もつまらない冗談を言っていた場所です。このハワイなら大阪を土曜日の夜クルマで出発して海岸で朝を迎え、のんびり日光浴しながら泳いで、十分日曜の内に帰ってくることができます。漢字では羽合海水浴場ですね。

 


白兎神社は「神話の里・白うさぎ」という道の駅に隣接していますので駐車もしやすく、多くの人が訪れていました。
私もお参りした後は道の駅で昼食にカレイの煮付け定食を食べ、少し休憩してから東を目指しました。


白兎神社の先は淡々とR9を進んで鳥取県を通過し、兵庫県に入って余部(あまるべ)鉄橋で有名な香美町を目指します。地名や橋梁は余部ですが、JRの駅は餘部、これは同じ兵庫県に余部(よべ)という駅が先にあった為に重複を避けたのだそうです。
余部鉄橋はかつて東洋一を誇る鉄橋で観光客も多かった(私も一度行きたいと思っていました。)のですが、その後の痛ましい事故でも有名になってしまいました。
昭和61年、回送列車が走行中に突風にあおられて約41m下に転落し、水産加工工場と民家を直撃、車掌1名と水産加工工場女性従業員5名が死亡し、6名のけが人が出た、というものです。
その後現在のコンクリート橋に架け替えられ、餘部駅に隣接して空の駅という施設もできています。

 

その後矢田川沿いを内陸部に後戻りして、撮り鉄の間では有名らしい矢田川橋梁あたりで写真を撮ったりしながら日帰り温泉に寄り、同じ香美町の「道の駅あゆの里矢田川」というところで車中泊です。

 

 

 

 

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