シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

HIACE:お試し放浪旅、最終9日目(福島、茨城)

 

長かった東北放浪旅も最終9日目となりました。本当はもっとゆっくりしたかったですし、そうすれば素通りしてしまった宮城県でも色々見て回れたのですが、1週間くらいということで家を出てきた手前と、この翌日には虫歯治療の予約を入れていましたので帰らざるを得ません。

 

朝起きてみると、この道の駅からの眺めはかなり絶景であったことがわかりました。高度は860m強ありますので前夜は寒いくらいで、厚手のシュラフをかぶって丁度良かったです。
帰るだけの1日では名残惜しいですから近くに何かないかと地図を見ていて、大内宿がそう遠くないことがわかりました。この旅の2日目に走った国道121号線まで戻ればすぐなのですが、その時はもう暗くなってきていたので先を急いでおり、大内宿の標識には気付きませんでした。

 

歯磨き・洗顔を済ませ、昨夜調達していた朝ご飯を食べたら早速出発です。すっかり早起き爺さんとなり、5時半には出発しましたから、大内宿に着いた6時過ぎにはまだ1台のキャンピングカーがいるだけでした。
それにしてもここまで来る道も、ここ大内宿も霧に包まれていて中々いい雰囲気です。しかも山野草を扱う店で開店準備中だったご婦人を見かけただけで、あとは誰にも会わず、ここも独り占め状態でした。

 

大内宿全体を見下ろせる高台にある神社に登り、しばらく風景を眺めている内に日が昇ってきて朝日が当たり始めました。
こんな人っ子一人いない大内宿も珍しいと思うのですが、この日は9月1日の防災の日で、ここ大内宿でも恒例の防火訓練(放水訓練)が行われる日でしたから、この後は大変な混雑になったんだと思います。駐車場に先着していたキャンピングカーもそれ目当てのようで、私が帰る時もまだ車内で寛いでいる様子でした。

 

 

ここからはいよいよ帰るだけなのですが、ここまできたら茨城県も経由して帰ろうと、東の方角に進んで、また太平洋岸に出ることにしました。いつものとおり幹線道をなるべく避けて、と道を選んでいたらとんでもない山道に迷い込んだり、鉄道の廃線後を利用したのであろうJRバスの専用道路に出会ったりと面白い経験をしながら、いわき市の南側でようやく太平洋岸に出ました。福島県は東西に広いですね。

 


でもそこからはすぐに茨城県となり、しばらくは国道6号線を進んだのですが、日本海岸沿いのR7と比べてR6は交通量が多く、海からも少し離れたところが多いので、走っていて楽しくありません。ちょっと気分転換することにして内陸に戻り、常陸太田市にある竜神大吊橋に寄って行くことにしました。もう昼時を過ぎていましたので近くの蕎麦屋で昼食を済ませ、後は観光気分を払拭して常磐自動車道に乗り、淡々と帰宅しました。

 


今回の旅は、4泊がビジネスホテルで4泊が道の駅での車中泊、すべて車中泊の積りでしたが暑さには勝てず、このような結果となりました。
そういえば下北半島の道の駅で、カンカン照りの真昼間、日の当たる駐車場に停まっている同じ千葉県ナンバーのハイエースが居たのですが、後部ハッチと左右のスライドドアを開け放して、左右のドアにはスダレを掛けて目隠しとし、中では年配男性が休んでいました。いくら風が通すと言っても猛暑日のこの日、車内は耐えられないくらい暑かったでしょう。私には無理です。

 

またキャンピングカーや私のようなワンボックスを使った車中泊組がとても多かったのも印象的で、やはり下北半島ではとてもセンスの良いルノー(だと思います。)のキャンピングカーに出会いました。外国ナンバーのクルマで、こんなので世界旅行とは羨ましい限りです。
帰ってから写真を見直してみるとナンバーにはハングル文字があり、ROK(Republic Of Korea)という表記もありましたから、韓国からの旅行者だったんですね。関釜フェリーで九州に上陸したとすれば、殆ど日本を縦断して来ています。
ちなみにこの写真は走行中ではなく、前方で切り返しのクルマがもたついていたのを停車して待っていた時のものです。これに限らず走行中に写真は撮っていませんので誤解無きよう、、。

 

 

あと、東北地方、特に青森は全般的にクルマのスピードが速いと感じました。狭い道の対向車線をカッ飛んでくる軽のハイトワゴンがいるなと思ったら、うら若き女性だったり、のんびり走る私のハイエースの後ろにぴったりつかれて先を譲ったら、結構なご年配者だった、ということも何度かありました。

 

8月24日の8時頃出発して、10都県(内、東京は買い物のみ、埼玉・宮城はほぼ通過しただけですが、、)をまわり、9月1日16時頃帰宅、計9日間3100kmの旅でした。色々来春の本番へ向けての課題も見つかりましたが、とても楽しかったです。

 

 

 

 

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