シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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親子二代の愛読書「十五少年漂流記」

小さい時から本を読むのが好きで、読書は趣味の中でもランキング上位に入るものだと思います。

スタートはやはり子供の頃与えてもらった絵本で、そこから児童書に進み、ということでした。色々読みだした中で最初の愛読書といえるものは何といっても、ジュール・ヴェルヌの「十五少年漂流記」でした。挿絵が多く入った子供向けの本でしたが、島の見取図などで想像を膨らませながら、何度も何度も暗記するほど読んだものでした。今から考えても男の子が好きそうな要素がいっぱい詰まった内容で、はまるのも無理なかったなと思います。

  

十五少年漂流記 (講談社青い鳥文庫)

十五少年漂流記 (講談社青い鳥文庫)

 

 

現に、 息子が適齢期になったと考えた頃(何歳くらいかは覚えてないんですが・・)、この青い鳥文庫の十五少年漂流記を渡したところ、ものの見事に彼もはまりました。ほんとに何度も何度も擦り切れるほど読み返して、しまいには挿絵を塗り絵にして着色までしていました。
ポケモンなどのゲームがすごい勢いで広まっていった頃で、勿論ゲームにも夢中でしたが、時代は変わってもこの作品が男の子の琴線に触れる作品であり続けているんだと感じたこと、それと息子が自分と同じ作品で感動しているということ、その両方が嬉しかったです。彼は今でもこの本を持ってるみたいです。

ヴェルヌの作品では他に「海底二万里」(映画では二万マイル、青い鳥文庫もマイルとなってました)も大好きで、「八十日間世界一周」もワクワクしながら読みました。

 

海底2万マイル (講談社青い鳥文庫)

海底2万マイル (講談社青い鳥文庫)

 

 

その後も歳と共にいろいろな本を読んできましたが、大学時代が一番本を読んだ時期だったと思います。そもそも学校に殆ど行っていなかったので、時間はありましたから。当時は大衆文学と言われるものを敬遠し、純文学に傾倒した時期で(それがカッコいいと思い込んでいました)、小難しい私小説や、古典文学ばかり読んでいました。青臭い背伸びした気持ちだったのは間違いなくて、今思い返すと顔が赤くなります。その人の本棚を見るとその人の中身がわかる、みたいな話を大真面目に語っていたころでもありました。

とはいえ本棚を埋めるほどの本を買うには当然お金も必要で、単行本は高いですから、必然的に私の本棚には文庫本ばかりが並ぶようになっていきました。上に書いたような読書傾向でしたから、岩波文庫や新潮文庫が多かったように思います。安いスチール製の本棚でしたが、全部文庫本で前後2重に並べて、都合1000冊以上は持っていたと思います。学校には殆ど行かず、部屋で本を読んでいるか、友人の部屋で麻雀しているか、バイトに行っているか、という生活でしたが、バイト代の中から年間200~300冊くらいの本代は工面していたという事になります。金もないんだし、所有に興味がないんだったら図書館で借りるか、買ったとしても読後は売れば良さそうなものですが、こんなに本読んでるんだぜ、ということをひけらかしたい、という虚栄心もあり、卒業し社会人になってもしばらくは持ち続けていました。青かったなあ~。

 

 

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