先日リコールで入院したばかりの愛車トゥーランですが、今度はナビの調子が悪くなり、メーカーでの修理となりました。
とはいえ、このナビは後付けの社外品ですから、今回はフォルクスワーゲンの責任ではありません。まず最初の兆候はタッチパネルの反応の悪さで、なかなかいうことを聞いてくれなくなりました。そのうち、タッチパネルだけでなくスイッチ類も反応しなくなり、ただ単にマップとして今どこにいるかを知ることしかできなくなってしまいました。
メーカーであるケンウッドのカスタマーサービスに連絡してみると、取扱説明書に記載されているサービスセンターは、今現在では随分統合されてしまっていて、関東では神奈川県にしかないのだそうです。取扱説明書に載っている千葉のサービスセンターはそう遠くないところなので、場合によっては持ち込もうかとも思っていたのですが。
それに、仮に近くだったとしても今はサービスセンターに取り外しや取り付けの機能はなく、契約先であるオートバックスやイエローハットといった自動車用品店に顧客が持ち込んで、そこからケンウッドに送ってもらう手順なんだそうです。カーナビの市場はスマホに侵食されて縮小しているんだろうな、ということを実感しました。
現に私も、ナビ機能も音楽再生もスマホでまかなっていますので、それならナビはなくてもいいじゃないかということなのですが、音声はブルートゥースでナビに送ってスピーカーを鳴らしていますので、スマホナビの音声案内にしても、スマホの音楽の再生にしてもやはり無いと困ります。
ということで最寄りのオートバックスに持ち込み、取り外してもらった後は当座のつなぎとして、純正のオーディオを取り付けてもらいました。
ナビの画面がないので殺風景ですが、さすが純正だけあって全く違和感はないです。
最初は修理期間が2~3週間、修理代はどれくらいになるか見てみないとわからないということで、最悪は脱着をお願いしたオートバックスさんで新しいナビを買わなくちゃいけないかな?とも覚悟していたのですが、幸い1週間ほどで修理は終わり、修理代もメーカー責任で無料ということでした。オートバックスさんに支払う着脱料金だけで済んでホッとしましたが、ということはこれも実質はリコールみたいなもの??
また、数日間ナビがない状態で乗っていて、今自分がいかにナビに頼っているかということが良くわかりました。特に必要のない状態でも、「今どの辺かな?」という感覚で、ついついナビ画面があるはずの所を何回も見てしまいます。頭の中で位置を確認する習慣がなくなってしまっています。スマホナビを開いてホルダーで取り付ければいいことですが、そこまでの必要はないといった場合ですね。
あとはバックモニターへの依存です。元々バックモニターなんか無かったんだから、支障はないと思っていましたが、これも思った以上に頼るようになっていたみたいです。障害物センサーは純正で付いていましたので、警告音だけは聞こえてきますから、画面で目視できないと、大丈夫と思っても結構不安になります。
こんな調子では、ナビがないと遠出もできず、バックモニターがないと車庫入れもできなくなってしまいそうです。
さらにアシスト機能満載のクルマに慣れてくると運転自体できなくなる、というのも笑い話ではなさそうですね。まあ自動運転の行きつく先はそうなんでしょうが。