のんびり起きた三連休明けの平日の朝、天気は上々で気温も上がるとの予報です。
これは初乗りに絶好だろうと、1か月ぶりに愛車を引っ張り出し、ツーリングに出かけてきました。
とはいっても起きるのが遅かったので近場でと考え、成田空港に飛行機を見に行くことにしました。我が家から成田空港は50km弱で、京成スカイライナーが走る空港アクセス線に沿って、国道464号線が段々延伸されてきて随分便利になりました。
年末にNHKの「ドキュメント72時間」という番組で、成田空港の滑走路そばにあって、航空機の発着を間近で見られる「さくらの山公園」というところを取り上げていて、一度行きたいと思っていたのです。この番組はお気に入りで、録画してまとめてみることが多いのですが、これは2018年の春に放映したものの再放送でした。当時も見ていたはずで、確かに映像に見憶えはあるのですが、その時は行きたいという気にはならなかったようです。やはり暇になったことが大きいんでしょうかね。
調べてみると、この「さくらの山公園」の他にも、「さくらの丘」、「ひこうきの丘」、「東雲の丘」、と航空機が見られるスポットは色々あるようです。
「さくらの山公園」には空の駅という施設も併設されていて、食事もできるようですから後で行くことにして、まずは「ひこうきの丘」を目指しました。
「ひこうきの丘」は、成田空港の南西にあって、A滑走路の南端です。この日は南側からアプローチしてくる旅客機を間近に見ることができました。貨物機ではありますが、懐かしのジャンボ機も見ることができましたし、駐機中のANAのA380も見られて満足です。
ここにも「恋人の鐘」的なものがあります。日本中どこにでもありますね。
ただここは「さくらの山公園」と比べるとマイナーな場所で、カップルはほとんどおらず、本格的な航空ファンの人たちが、超望遠レンズを装着した高級カメラでずっと写真を撮っていました。
またこの辺りは三里塚という地名なのですが、三里塚と言えば我々の世代はやはり「成田闘争、三里塚闘争」を思い出します。私の仲間にも長く活動に関わっていた奴がいますし、逆にそれと対峙した機動隊に所属していた人もいました。
成田空港の表玄関である北東側は、海外へ開かれた窓口という印象で、闘争の名残はうかがえませんが、A滑走路の南西側、三里塚に面した境界には、厳めしいコンクリート製の高いフェンスが威圧するように続いており、当時の雰囲気が感じられます。
空港の敷地内にも闘争拠点が残っていて、B滑走路を利用する飛行機はそこを迂回しながらタキシングしますので、窓から見ることもできます。
食事もしたいので、「さくらの山公園」に移動することとしました。
まずは敷地内にある「空の駅さくら館」で腹ごしらえしてから、ビュースポットである広場に上がります。
ここは「ひこうきの丘」とは反対側のA滑走路の北端にありますので、南側から離陸してきた旅客機をほぼ下から見ることができます。途中風向きが変わったのか、逆の運用になり、一機北から降りてくるのも見ることができました。
こちらは商業施設もあり、規模も大きいからか、先ほどの「ひこうきの丘」と比べると段違いに人も多く、カップル、ファミリー、航空ファンと思しき人たちで賑わっていました。
せっかくなのでもう一カ所、今度はB滑走路の北端にある「東雲の丘」にも行ってみました。飛行機から近くて迫力あるのですが、すぐ左に高いフェンスがあって、急に出てくる機体を撮るのは素人の私には難易度高かったです。
三カ所まわってもバイクなら10~20分位ですし、色々な航空機をのんびり眺めてリフレッシュできました。(リフレッシュが必要なほどストレスを抱えている訳ではないですが・・・)
私なんかは、撮るより見るほうが多いクチですが、高価そうな機材でずっと写真を撮っている人が平日の昼間にも関わらず沢山いました。航空機写真の沼も底なしに深いようです。