現在の愛車R1200Rを購入したのが2015年の4月、2回目の車検が近付いてきましたが、実はそのことをすっかり忘れており、ディーラーからの通知が来て思い出しました。
去年の住民税のことと言い、車検のことと言い、憶えておくべきことを憶えておけなくなっているのは確かで、先が思いやられます。
これを機に、愛車との5年間を振り返ってみました。
写真多いです。
1年目:2015年
4月、納車時の写真。パニアケース、タンクバッグ、スクリーンとヘッドガードをオプション装着してもらいました。
新車に乗り換えたこともあり、遠出する気は満々だったのですが、前の年には北海道ツーリングに行っていて、60歳の退職祝い(65歳までは在籍しましたが区切りで)にこの新車を買ってもらったので、この上無理も言えず、この年は全て日帰りツーリングです。ホームグラウンドの房総半島、ふじあざみライン、志賀草津高原道路等に出かけました。秋になってアクラポビッチのマフラーに交換しました。
2年目:2016年
この年のメインイベントは四国九州ツーリングです。
4月7日に東京から徳島までフェリーで移動。まずは四国を横断してから九州に渡り、九州の北半分を回って4月18日に北九州から東京までフェリーで帰る、というコースでした。
東京からのフェリーは、オーシャン東九フェリーの新造船「びざん」。個室でもありとても快適な環境でしたが、問題は天候。路面が濡れているのがわかると思いますが実は大雨でした。台風の影響で到着時刻は確約できないという条件での出発となり、案の定太平洋は波が高く航海は危険なので、東京湾内で波が治まるのを待つということとなり、洋上に停泊して夜明けまで十数時間待機しました。当然航海中も大揺れ!波乱の幕開けです。
ほぼ一日ロスして夜中に徳島上陸となりました。
四国は出身地でもあり旧友との再会が一つの目的。そしてもう一つは家内と落ち合って「四国こんぴら歌舞伎大芝居」を鑑賞することです。
家内は別便で四国入りして、金毘羅さん近辺で一泊したあと私は九州へ、家内は四国見物した後帰京という段取りです。
歌舞伎鑑賞後家内と別れて四国の西端佐田岬を目指します。三崎で一泊して、翌日国道九四フェリーで佐賀関へ上陸です。
佐賀関から国東半島、中津城等をまわって翌日は阿蘇へ。
祖父の出身地でもあり代々の墓もありますので、墓参りもしようと思っていましたが、ここで思わぬ偶然が。父の兄弟三人(叔父叔母)がたまたま祖母の墓参りに来ていて、それも同じ日に同じ宿でばったり遭遇です。
そして翌日阿蘇を出発して、熊本市を抜けて天草で宿泊しましたが、この夜、あの熊本地震が起こりました。震源地は私が昼間通潤橋に代表される石橋群を観光していた益城町で、阿蘇も大被害を受けました。少し離れた天草の宿でも凄い揺れで本当に怖かったです。
今考えると、叔父叔母たちと阿蘇で偶然遭遇したのも、翌日その場を離れたのも祖母のおかげだったような気がします。私は予定通りの行動でしたが、叔父叔母たちは当初は阿蘇でもう一泊する積りだったらしいです。
その後、天草から雲仙、長崎と回って北九州で再びオーシャン東九フェリーに乗船して東京に帰りましたが、今度もまた違う台風が接近中で、台風から逃げるようにこれまた大揺れのフェリーで帰り着きました。
行きも帰りも大揺れのフェリー、間一髪で難を逃れた熊本地震、本当に波乱のツーリングでしたが、旅自体は出発時以外は天候にも恵まれとても楽しかったです。
長くなりましたので、2017年以降は、(後編)にまとめます。