今更ながらこの歳で「進撃の巨人」に嵌ってしまいました。
元々コミックやアニメは大好きで、進撃の巨人が大ブームを巻き起こした時も興味はあったのですが、歳のせいもあるのか踏み込む気にはなれないままでした。
そもそものきっかけは、もっと今更な「アキラ」です。今回の東京オリンピックが中止か延期やむなし、という空気になってきた時、数十年前の「アキラ」に全く同じ設定があったことが話題となり、当時ちゃんと読んでいなかった「アキラ」への興味が復活してきました。例によってKindleで読もうとしたところ、Prime Videoでもアニメ版があることを知り、まずはそちらで見てみることにしたのです。dアニメストアというサブスクに加入すれば他のアニメも見れるということで加入し、「アキラ」をまず視聴しました。
「アキラ」は週刊誌(ヤングマガジン)連載当時は定期的には読んでおらず、ところどころつまみ食いした断片的知識だけでした。改めてアニメで見てみると、世界観や昭和的な味がとても良かったです。コミック版とは違うところも多いようですから、いずれそちらも読んでみたいです。
その後、このdアニメストアでは「進撃の巨人」も見ることができるのがわかり、シーズン1を試しに視聴したところすっかり引き込まれ、シーズン3まで一気に見てしまいました。そしてその後の展開が待ちきれず、そのあとKindleで22巻以降のコミック版を最新刊まで購入しました。(その後更に全巻購入してしまいました、、)
評判通り面白いです。圧倒的な構成力ですね。
そもそも私のコミック生活のスタートは昭和30年代の「少年」という月刊誌、「少年サンデー」「少年マガジン」という週刊誌でしたが、この時代はコミックというより漫画と言った方がしっくりきますので、以降は漫画と書きます。
当時私は教員だった祖母と同居しており、教員というイメージ通り漫画にはとても否定的だった祖母には買ってもらえませんでしたが、月刊誌は仕事の関係で別居中の父が帰宅の度に買って来てくれ、週刊誌は自分の小遣いで買っていました。しかし乏しい小遣いで毎週はとても買えず、主に床屋さんで備え付けのものを読んでいました。月刊誌は付録が色々付いていて、父の帰宅よりそっちの方が楽しみでしたね。月刊誌「少年」は当時のライバル誌「少年画報」とトップの座を争っていましたが、「鉄腕アトム」「鉄人28号」という超強力連載を得たことで、トップを奪い取りました。これらはその後アニメでも大ヒットした、日本を代表する作品です。
ついでに言うと、Kindleで進撃の巨人を読んだ後、荒川弘の「銀の匙」も読破してしまいました。彼は「鋼の錬金術師」の作者なんですね、今回初めて知りました。この「銀の匙」は、以前読んだ佐々木倫子の「動物のお医者さん」とちょっと似た設定だなと思いましたが、北海道の学校が舞台というだけですかね?
コミックもアニメも好きですが、流石に若い頃と比べて接する機会は減っていて、久しぶりに没頭する時間を持ちましたが、やはり面白いです。若者の特権と思わず、今後も読んだり見たりしていきたいです。