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ツーブロック禁止という校則の是非を都議会で議論、、。

 

先日のYahoo Newsに、髪型規制の校則について都議会で疑問を呈した都議会議員の記事が出ていました。
今回は、校則の是非ではなく、都議会での議論と言う点について思うところを書いてみます。

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この記事(閲覧できなくなりましたので別記事を再掲)を読んで、昔々、男子中高生の丸刈りを決めた校則が人権侵害だとして法廷闘争となり、最高裁まで争われた事を思い出しました。
とは言えこの闘争は、私がもう丸刈り規制から逃れた後の話ですので、実はあまり記憶には残っていません。

 

私が中高生だった頃の四国では、中学校は丸刈り強制で、高校は長髪も可となっていましたが、頭髪検査は普通にありました。当時ビートルズから始まりヒッピーが広めた長髪が若者の間でブームとなっていましたが、高校で認められている長髪というのはそんなものではなく、いわゆる坊ちゃん刈り(問題のツーブロックの元祖です)に近いものです。サザエさんで言うと、カツオの丸刈りに対して、マスオさんやタラちゃんのが長髪、ということになりますね。
初期のビートルズの髪型は今では決して長髪とは言えないくらいですが、当時は髪が耳にかかると長髪と言われていました。ならば今のツーブロックは模範的髪型と言われたかもしれません。
私の高校は自由な校風で頭髪検査もなく、私は3年生の時には肩までかかる長髪にしていました。よしだたくろうの「結婚しようよ」という歌には「僕の髪が肩まで伸びて 君と同じになったら、、」という一節があって、そこまで伸ばしてこそ長髪だ、みたいな意気がりもあったかも知れません。
そして3年生になってからそこまで髪を長くしたのは、先生より上級生に生意気だと目を付けられるほうが怖かったからで、校則とはほぼ無関係でした。

 

ともあれ、当時の長髪は反体制のシンボル的なものともなってきていましたから、体制側からすると目障りだったのは確かだと思います。ただ当時の私たち(殊に私本人)にはそんな意識は薄く、お上の決めたこと、的な諦め感も強かったように思います。我々は60年70年安保闘争には遅れてきた世代で、そしてまた私たちの一世代後になって、自由や人権という意識に目覚めた若者が起こしたのが、丸刈り強制反対運動だったのでしょう。

しかし、当時の丸刈り廃止の運動にしても、今回の都議会でのツーブロック規制への問題提起にしても、当の本人である生徒ではなく大人によって運動が拡大していくことにはかなり違和感があります。
世の中には、下着は白、という校則もあるそうで、女子のブラジャーは夏のブラウスだと透けるから、と言うのが理由なんでしょうが実にナンセンスです。アホらしい校則は勿論変えればいいと思いますが、それは生徒と学校の問題ではないでしょうか?校則とは学校が独自に決めているもののはずで、であれば変更も学校の裁量でできるでしょう。(教育委員会への報告等は必要なのかも知れませんが)
せめて高校生にもなれば、生徒が生徒会なりを通じて学校に提案し、学校の中で議論して変えていくべきものではないですかね。もし生徒たちにその意識はあっても、それを学校側の頭からの否定ではね返され続けているのであれば、何らかの形での支援は必要かも知れませんが、この記事を読む限りではそういった生徒の主体的な活動は見えてきません。大人の余計なお世話とも見えてしまいます。
正直言って、今回の都議会での提案については、まあ〇産党らしい問題提起だなあと感じます。誤解のないように書いておきますが、私は心情的には〇産党のシンパですし、存在意義も認めています。が、この件については、都議会で議論すべきことなのか?と言うのが率直な感想です。
そして都議会での教育委員会の答弁がこれまた全くなってないですね。反対派をアシストしてるのか?と思う程です。

 

また、ツーブロック規制反対の意見として、天皇陛下もツーブロックだという声もあるそうで、それについては全面的に同意です。
ただツーブロックとは「段差のある髪型」のことで、広い意味ではモヒカンもツーブロックとなりますから、ツーブロック解禁した途端にモヒカンの生徒が現れたら、先生も困ってしまうでしょうね。

 

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