シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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30分で本格きつねうどんが作れます。

 

この日の昼飯は、冷蔵庫に油揚げがあったので、きつねうどんを作ることにしました。
きつねの具は、油揚げを熱湯で油抜きして、水、薄口しょうゆ、砂糖、和風だしでひと煮立ちさせて冷ませばもう完成です。

 

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時間がある時のうどん作りは、元讃岐人の血が騒いで、前日の夜から煮干し(香川県では「いりこ」といいます)と昆布でだしを取り、直前に鰹節を加えて薄口しょうゆ、塩で味を調えてつゆを作ります。
「やっぱり讃岐うどんはいりこだしだろう!」などと家族には威張っていますが、この日のようにさっと作りたいときは、市販の白だしに薄口醤油で味付けして簡単つゆの出来上がりです。悲しいことに一晩かけただしで作ったつゆと遜色ないおいしいつゆが出来上がり、家族からは「これで十分じゃん!」という心無い声があがります。

 

当然麺にもこだわる訳で、私はAmazonで下のうどん専用の小麦粉を香川から取り寄せて手打ちします。「うどん粉」と呼ばれるのは小麦粉の中でも「中力粉」というもので、グルテンの強さがうどんに適しています。
昔は小麦を石臼で挽いてうどんを作っていたので小麦粉自体を「うどん粉」といい、精製技術も低かったのでふすまが混入し真っ白ではなかったのが、明治以降アメリカから輸入された小麦粉は精製技術も格段に高いため真っ白で、同じ小麦粉とは思われなかったので「メリケン粉」と区別して呼ばれたのだそうです。

 

 

手で捏ねて足踏みし、寝かせた後は「のし」て「切る」のですが、これが中々うまくはいきません。3~5mm程度とは言われても、この厚さに均一に「のす」のは難しく、更にこの幅で「切る」のも難しいです。
結果、細いところは稲庭うどんみたいに細く、太いところはほうとうみたいに太くなってしまいます。そうなるとゆで具合もそれぞれ違ってしまうのですが、茹で立てをすぐに冷水で締めて、いりこだしのつゆで食べると、それなりに専門店の味になります。少なくとも私自身はそう思って満足しています。

 

そして麺についても、つゆ同様にというか更に簡便な冷凍麺があります。それがこの「カトキチの冷凍うどん」です。「加ト吉」という会社は、香川県の会社だったことからうどんの品質にはこだわりがあって、この冷凍うどんも、人気の某有名チェーン程度のうまさは十分あると私は思っています。残念ながらJTに吸収され、テーブルマークという社名に変わってしまいましたが、製品には「カトキチ」というブランドとして残っています。冷凍麺だけでなく調理済みのものもかなり美味しく、肉うどんやきつねうどんもお勧めです。

 

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この日はこの冷凍麺を使いましたので、つゆ、麺、きつねの具すべて含めても30分もかからず完成しました。ホントお手軽で、結構うまいです。別バージョンで、牛バラ肉を砂糖、味醂、醤油、生姜等で煮込んで、肉うどんとしても中々いけます。

 

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昔の香川では「うどんは別腹」といって、間食にうどんを4~5杯もすするようなおっさんがゴロゴロいました。
うどんは捏ねる時に相当な塩分濃度の水を使いますので、血圧への影響が心配になりますが、茹でたときに殆どは流れ出すのだそうで、香川県民の高血圧率は全国でも低いほうです。上で書いたようにいりこだしを効かせることでつゆの塩分も抑えられているのかも知れません。その一方で、かけうどんや釜揚げうどんなどは糖質しかない食べ物ですから、糖尿病比率は結構高いのだとか。

 

 

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