先日企画段階で中止した北関東3県ツーリングには中々踏み切れないでいますが、この日は一日空いたことと、とても天気が良さそうだったこと、そして何よりギックリ腰がほぼ改善(完治はしませんが)したこともあって、日帰りで東京湾フェリーを使った東京湾一巡りのツーリングに出ることにしました。天気の良い平日を狙って近々SSTRに出掛けようと思っているのですが、いきなり長距離は腰も不安ですので、その前哨戦といった意味合いでもありますし、新しい360°カメラのお試しでもあります。
初めて使ったコルセットは思いのほか具合が良く、湿布薬とコルセットだけで痛みは殆ど無くなりました。いつもより回復が早くてうれしいです。
このコースは数年前やはり秋の良い天気の日に走ったことがあって、とても気持ち良かったのを憶えています。本当は下道(したみち)の方が好きなのですが、ストップアンドゴーを繰り返すより、ノンストップで走れる高速の方が腰への負担も少なそうだと考えて、この日は高速主体のコースとしました。
まずは東京湾の西岸、つまり東京都、神奈川県側に向かいます。私がいつもは極力避けている大都会に突っ込むコースですので、中でも一番空いているであろう湾岸線を進んで三浦半島を目指しますが、やはり大井辺りを先頭に10km程度の断続的渋滞はありました。足をついて停まることは殆ど無かったのでまだましですが、とにかく東京を抜けるまではひたすら走るのみです。何か呼吸を止めて潜水でなるべく遠くまでと泳ぎ続けている気分です。横浜に入り大黒PAで一休みすることにしましたが、平日でもありバイクは私とハーレーの2台だけでした。
ここからはベイブリッジを通って首都高狩場線から横浜横須賀道路、通称「横横」というのが一般的なのでしょうが、この日はベイブリッジから直進して湾岸線を海沿いに本牧、磯子と抜け、幸浦方面に進みました。幸浦から横横に合流して久里浜でフェリーに乗ったのですが、フェリー乗り場到着は12時8分頃でした。12時10分の便には到底無理だなと思って、次の13時50分までどう時間つぶそうかと考えていたら、係の人に手招きされ、まだ乗れますよと。あわててチケットを買い乗船したらすぐゲートが閉まって出航でした。
久里浜でご飯食べたりペリー来航関連の観光をしても良かったのですが、この日のツーリングの主目的は実はこのフェリー乗船であったりしますので文句はありません。
ちょっと写真枚数が多いですが、快晴で波もなく外のデッキがとても気持ち良かったので、つい写真を一杯撮ってしまいました。皆さんご同様で、船室内で居る人より外のデッキに出ている人の方が多かったです。
最後の2枚の写真の後方、房総の山の上に白い巨大な観音像が見えます。知らない人にはシュールな光景でしょうね。
東京湾を巡るこのコースは走行距離は300kmにもならない短いツーリングですが、このフェリーに乗るだけで俄然旅気分になれます。この日の様に天候に恵まれれば最高で、バイク込み2500円余りの価値は充分あると思います。
一時間弱で千葉側の金谷港に着き、ここで昼ごはんですが、黄金アジフライの「さすけ食堂」「はまべ」ともにまたも休み、、調べてまで行こうという熱意がないのも確かですが、そもそも縁がないです。
ちょっと南下して保田漁港の「ばんや」ものぞいてみましたが、行列が出来ていましたのであっさりパスして、「道の駅保田小学校」で食べることにしました。
保田小学校も定休日の店が多く、二宮金次郎の像の隣にある金次郎カフェで海老カツバーガーにしました。何だか最近の房総ツーリングでの昼食はバーガー比率が高いです。
食事後は、すぐ目の前の鋸南保田ICから館山道に乗り、圏央道を経由して4時半頃には家に着きました。
主目的であるフェリーにも乗れ、腰の具合もまず大丈夫そうでしたが、腰よりもむしろ五十肩の方が痛むという事がわかりました。とはいえツーリングに支障があるほどではないですから、SSTRもできれば11月初旬には出かけたいと思っています。
それともう一つの目的である新しい360°カメラの試写ですが、こちらは見事に失敗しました。撮影そのものは出来ていたのですが、撮影モードの設定を間違えていて、360°動画が保存されていなかったことが帰宅後動画編集しようとして判明しました。
まあ撮影できることはわかりましたので、次回SSTRで使ってみます。