2021年も2日目となりました。コロナで大揺れの2020年でしたが、今年はどんな年になるんでしょうね。
我が家の新年は、初日の出、初詣、義父母宅年始挨拶という元日のルーティンから始まります。
大晦日のゆく年くる年をみて、0時を回ったところで「おめでとう」の挨拶を交わしてすぐ就寝します。そして4時前には起きだして、クルマで外房の九十九里の海岸を目指します。千葉では最東端の犬吠埼灯台が初日の出スポットとしては有名ですが、そこから数十km南に下ったこの海岸は穴場的存在で渋滞もなく、駐車場も日の出時刻にちょっと余裕をもって到着すれば、十分停められます。ここは夏には海水浴場として賑わう海岸ですが、海水浴場としても穴場で、子供たちが小さい頃は夏冬どちらもお世話になっていました。
ここでご来光を拝み、その足で成田山新勝寺へ初詣に向かいますが、この車中で家内が昨夜の内に作っておいたおにぎりや玉子焼き、ウインナーなどが、おせちよりも前の新年最初の食事となります。子供たちにとっては、何気にこれが新年のイベントの最大の楽しみでもあったみたいです。確かに何の変哲もないおにぎりや、車内で食べやすいような簡単なおかずなんですが、旨いんですよね。
成田山新勝寺は、明治神宮、川崎大師と並んで多くの初詣客を集めるところですが、我々が到着する7~8時あたりは、大晦日から詰めかけてきていた第一波が引き、自宅でおせちを食べた後出かけてくる第二波が到着するまでの狭間になっているようで、これまで15~16年続けていますが、入場規制等もほとんど受けず、スムーズに参詣できています。
ここで適当になにか買い食いしながら、天津甘栗や落花生などをおみやげに買って、帰り道にある義父母宅を訪問します。
ここで義母手作りのおせちやお雑煮をいただいたところで睡魔に襲われ、我が家4人はそれぞれ夕方まで仮眠。それから起きだしてまた夕食をご馳走になってから帰宅、というのが新年1月1日の変わらない流れです。
ただ今年は、新型コロナの影響で初詣も分散が要請されていますし、三大人出スポットである成田山新勝寺には近付かない方が無難そうです。また老齢の義父母の事を考えると年始挨拶も今回は見送った方が良さそうだと夫婦で相談して決めました。お義母さんは孫と会うのをとても楽しみにしていて、そんなに心配しないでも、、という口ぶりでしたが、今回は我慢してもらうことにしました。
近くに住んでいるとはいえ、子供たちも社会人となると祖父母宅を訪れることも少なくなっていますので、気持ちは良くわかるのですが、、。
ということで、今年の元日は初日の出を拝みに行くだけにしました。クルマで行き帰りし、吹きさらしの外房海岸で日の出を待つだけですので、感染リスクはほぼありませんし、成田山の初詣や義父母宅へのお年始はコロナが落ち着いてからでもいいでしょう。
睡眠障害が気になる昨今、やはり良く寝られないまま出発時刻となり、酒々井(しすい)、八街(やちまた)という難読地名のところを抜けて外房を目指します。以前はこの時刻には殆どクルマが走っておらず、真っ暗な田舎道を一台だけ走っている、という感じだったのですが、年々クルマの数が増え、常に前後に数台の灯りが見えているという状態になってきました。初日の出を目当ての人が増えているんですかね?
今年の天候は快晴。自宅付近でも既に気温は-4°C、目的地では-5.5°Cまで冷え込みました。
例年晴れていても、遠く太平洋の水平線上には雲がかかっていて、水平線からの初日の出は拝めないことが殆んどです。今年は雲一つない快晴でしたので、もしかしたらと期待したのですが、やっぱり駄目でした。
しかし、遠く東方の太平洋上からは太陽、後ろを振り返ると西の空には十六夜の月、となかなかの景色で、満足の元旦でした。
ここからはさっさと帰宅し、モチだけ焼いてもらって小腹を満たし、午後まで仮眠。お雑煮におせちは夕食からとなりました。確かに物足りない思いもしますが、身体的には一番楽な元日でした。
拡大が止まらないコロナがどうなるのか、今年もまだ予断を許さない状況が続きますが、明けない夜はありませんし、夜明け前が一番暗いとも言われます。それを信じてもうひと踏ん張りですね。