シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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歯医者のこと

 

新年早々奥歯の詰め物がポロリととれてしまいました。元日の夜、洗面台に俯いて歯を磨いていたらカチンと洗面台に転がり出てきました。正月休みでもあり、痛み出したらどうしようと戦々恐々でしたが、幸い痛むことは無く、休み明けまで大丈夫そうだったのでホッとしました。でもしばらくは何か食べるたびにドキドキしました。歯の痛みだけはどうにも辛抱できません。

 

ちょうど昨年末に、長年お世話になった職場近くの歯医者さんから自宅近くの歯医者さんに変えたばかりで、次の予約も入れていましたので、つながりを作って置けた点は良かったです。特に切羽詰まった症状があった訳ではなく、全体的な歯のクリーニング(歯石取りとか)が目的でした。しかし診察によると虫歯も発生していたようで、いずれにしても治療は必要でした。

 

そして4日の月曜日となり、朝一で電話を入れますがまだ新年の診療は始まっていないようで電話がつながりません。今の所大丈夫とはいえ早く元通りにしてもらわないと、詰め物のとれたむき出しの歯では心もとないです。

 

歯医者さんって15分30分の細切れ診療が多いですから、現役時代は自宅近くでは頻繁に通うことが難しく、20年以上職場と同じ商業ビルに入居している歯医者さんに通っていました。「医者に行くのでちょっと抜けさせて」と断って空き時間に通うということも多少融通が利く職場で、特に歯医者通いは、暗黙の了解で許される雰囲気がありましたね。何ででしょう?皆私と同じく歯の痛みへの恐怖を共有できているからでしょうか?

 

年の割に歯は丈夫なようで、まだ入れ歯はなく抜かれた歯も奥歯一本だけです。牛乳が好きで良く飲んでいましたので、カルシウムが足りていたということかなと自分では思っています。
その一方で小さい時は頻繁に歯医者通いをしていました。田舎町の事で歯医者も近くにはありませんでしたので、幼稚園児の頃から、バス代を持たされて一人バスで通ったものでした。今の都会では怖い話かも知れませんが、当時の四国の田舎は牧歌的なもので誰も心配していなかったようです。この頃の虫歯は全て乳歯ですから、いかにも町の歯医者さんという風貌のお爺ちゃん先生に容赦なく削られ抜かれしたことを今でも覚えています。でも痛かったという記憶は無く、意外とあのお爺ちゃん先生は名医だったのかも知れません。今でも歯医者通いがさほど苦痛でないのは、あの先生のおかげなのかなと改めて思います。そして永久歯に生え変わってからは、大人になるまで殆ど歯医者さんのお世話になることはありませんでした。

 

今では歯科医院は乱立気味で、コンビニの数よりも多いと言われています。勤務先の商業ビルの中にも3軒、周囲も含めると10軒近くありましたし、自宅周辺でも徒歩圏で5~6軒はあります。利用者側としては有難い話で、歯科医の技術やサービスが競争状態で向上してくれるのは大歓迎です。以前は、「あの歯医者はすぐに抜こうとするぜ」とか、「インプラントのような高額な治療をごり押ししてくるよ」みたいな口コミも結構広まっていて、慎重に歯医者選びはしたものでした。

 

爪のように歯も伸びてきてくれればいいのですがそうはいきませんし、人間の歯は何度も生え変わってもくれませんから、一度虫歯になると再生もしません。まして抜かれてしまえば終わりです。その点では長年お世話になった職場近くの歯医者さんが、極力元の歯を残す方向での治療という方針でやってくれたのは有難かったです。

 

ちゃんとものを噛んでしっかり美味しく食べるというのは健康の基本でしょうから、この機会にしっかり治療してもらいます。

 

 

 

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