シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

東京オリンピック2020

 

散々叩かれながら強行開催(?)した東京オリンピック。
やるならやるで出場選手たちを単純に応援しようとは思っていましたが、始まってみればスケートボードの堀米君、西矢さん、競泳の大橋さん、柔道の阿部兄妹、高藤君、大野君、卓球の水谷伊藤ペア等、開始早々の金メダルラッシュに、サッカー、バレーボール、ソフトボール等の好試合と、テンションは相当高くなっています。我ながらチョロいもんだと思いますし、意図を持った世論操作にも私は簡単に乗ってしまうんだろうなという一抹の不安もあります。

 

ともあれこの猛暑の中、屋外でプレーする選手たちは本当に大変だと思いますし、日本人選手は特に国家の威信とか期待などという余計な重荷も背負わされがちですから、純粋に自分のために頑張って欲しいですね。我々はその姿を見て勝手に感動しとけばいいんだと思います。

 

そして選手たちの活躍以外では、やはり開会式には結構期待感があり、7月23日の午後8時にはTVの前で視聴態勢を完了していました。
57年前の1964年10月10日、小学校4年生の私は、四国の片田舎の街頭に電器屋さんが設置したカラーTVに映し出される、色鮮やかな国立競技場の風景、選手団の行進、聖火の点灯という華やかなセレモニーに、時間を忘れてくぎ付けになっていました。
その時は秋晴れの国立競技場を埋めた満員の観客の声援が凄かったですが、今回は夜ということもあり、まして無観客ですから雰囲気は随分違いましたね。

 

結論から言って、今回の開会式はやや期待外れという印象でした。勿論森山未來君のダンスとか、が~まるちょばのピクト君とか、ドローンとか凄いなあと思わせるものは随所にあったのですが、全体としては散漫な印象でした。リオオリンピック閉会式での東京大会紹介イベントの印象が強すぎて、相当ハードルを上げてしまっていたということも言えると思います。

 

そして開会式後にネットで色々な意見(否定的意見が多かったですが、、)を見ている時に、ちょっと古い春先の記事ですが、こんなものを見つけました。当初開会式の執行責任者であり、途中辞任した(実質解任?)MIKIKO氏の原案を紹介する文春オンラインの記事です。MIKIKO氏はPerfumeや「逃げ恥」の「恋ダンス」の振り付けで有名な人ですが、私は彼女がBABYMETALの振り付けをやっていることで知っており、それで読んでみる気になったのです。
これによると、

 

セレモニーは、会場を一台の赤いバイクが颯爽と駆け抜けるシーンで幕を開ける。漫画家・大友克洋氏が2020年東京五輪を“予言”した作品として話題となった『AKIRA』の主人公が乗っているバイクだ。プロジェクションマッピングを駆使し、東京の街が次々と浮かび上がっていく。三浦大知、菅原小春ら世界に名立たるダンサーが花を添え、会場には大友氏が描き下ろした『2020年のネオ東京』が映し出される。

 

となっています。カッコ良くないですか?リオオリンピックでの紹介セレモニーの流れを受けてスーパーマリオなどのキャラクターも登場し、今回が~まるちょばのピクト君が演じた競技紹介は彼らのCGがやることになっていたようです。この開会式見たかったなあ。

 

bunshun.jp

 

より詳細なところは有料版の文春電子版で紹介されていますが、元組織委員会会長の森氏から海老蔵がねじこまれ、東京都の小池知事からは木遣りや火消しがねじ込まれ、といった経緯も書かれており、確かに私もあのあたりのストーリーには違和感を感じました。

 

開会式に物足りなさを感じたと書いたものの、この記事を読むまでは私はどちらかといえば肯定派で、読んだ後も幻となった開会式が観たかったとは思いましたが、否定派に転じた訳ではなく、ぎりぎりまで開催すら不確実で問題も多発した中、よくやったんじゃないかと考えています。そもそも天邪鬼ですので否定派が多いと逆の意見を言いたがるところもあり、特に聖火の最終走者となった大坂なおみさんへの集中バッシングは可哀そうでした。

 

まあ今回の東京オリンピックは、新国立競技場の設計から始まって、シンボルマークの選定、森会長のセクハラ発言、MIKIKO氏の後を受けた演出責任者の佐々木氏の渡辺直美さんへの暴言、 小山田圭吾氏のいじめ発言、小林賢太郎氏のホロコースト揶揄発言等々、コロナ問題を除いてもよくもまあこれだけと思う位に問題・事件が頻発しました。
冒頭でも書いた通り、本来は選手たちのための祭典なのですから、始まった以上は静かに家庭から声援を送りたいと思います。

 

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