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NETFLIXの配信ドラマ「クイーンズ・ギャンビット」を観ました。

 

先日NETFLIXで「クイーンズ・ギャンビット」という連続ドラマを観ました。一話ごとに長短があり、それぞれが1時間前後で全7話ですから結構な長時間となるのですが、観始めたら面白くて一日で全話観てしまいました。

 

一話ごとに長短があると書きましたが、最短は46分、最長は67分でした。普通は60分なら60分、で揃えるものなんじゃないのかなあと思うのですが、無理に60分に収めることでストーリーに無理が出たり、違和感のある切り方になってしまうことを嫌ったんでしょうか?日本ならまず受け入れられないと思うのですが、その辺は柔軟ですね。TV放映と違って、NET配信ならではのやりやすさもあるのかも知れません。

 

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クイーンズ・ギャンビットとは、チェスのオープニングの1つで、オープニングとは、

ゲーム序盤の駒の動き、つまり定跡及びその変化形の事であり、一般的には第一手から10~15手までくらいの流れを意味している。-Wikipediaより-

ということで、序盤の定跡のことなんですね。
・・と知った風なことを書いていますが、チェスのルールはおろか駒の名前すら知らない私には実はチンプンカンプンなのですが、書いてあるままを紹介すると、チェスの序盤の定跡には、オープンゲーム、セミオープンゲーム、クローズドゲームという種類があって、クイーンズ・ギャンビットはクローズドゲームに属します。
私も全く知らないことですのでこれ以上は書きませんが、ドラマ自体は、チェスのルールを知らなくても充分楽しめました。

 

主演はアニャ・テイラー=ジョイというアメリカ出身の女優で、=ジョイというのは変わった表記ですが、英語名を見ると、Anya Josephine Marie Taylor-Joyとなっており、「=」ではなく普通の「ー」です。カタカナ表記すると、テイラーージョイとなってしまうことを避ける為なんでしょうかね?
最初に見た時は、上の写真でもわかる通りとても個性的な顔立ちの女優さんだなと思ったのですが、場面によっては、ハッとする程の美人であり、本当に女優って魔物だなとも感じました。

 

例によってストーリーに触れることはなるべくしないようにしますが、1950~1960年当時のアメリカの、格差社会、人種差別、性差別、保守性というものを背景に、チェスの世界チャンピオンを目指す女性の物語です。先日観た「ビリーブ 未来への大逆転」という映画でも描かれていた、女性にとって苦難の時代だったアメリカが舞台で、恵まれない境遇で時には道を外れそうになりながらも自分の道を進んでいく女性をうまく描いていたと思います。

 

チェスが我々日本人が考えるよりずっと西洋社会では格式が高く、世間の注目度も高い(アメリカではそうでもなさそうで、主人公が立ち向かって行く全米チャンピオンがそれをぼやく場面がありました。)ということ、特にロシア(この頃はソビエト連邦)は当時最強で、国家挙げての取り組みと言って良い程だったこと、など知らなかったことが沢山出てきました。

 

チェスは勿論、将棋や碁にも無知(将棋や碁はさすがにルール程度は知っていますが)なのですが、知っていればもっと楽しめただろうと思います。
そしてこのクイーンズ・ギャンビットは、チェスの女性チャンピオンだった実在の女性から、名誉棄損で500万ドル!の損害賠償を求める訴えを起こされているそうです。作中、実名で紹介される人物なのですが、その描写が事実と異なるということが理由です。それにしても約5億5千万円の損害賠償請求とは巨額ですね。

 

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