ルトガー・ブレグマン著「Humankind 希望の歴史」の記事で、紙の書籍の使い勝手の良さということを書きましたが、今は昔残していた本を除いては殆どを電子書籍で読んでいるのが現実です。
この機会にちょっと整理してみると、電子書籍で本を読むようになったのは10年近く前の事です。新聞もこの頃から日経電子版を使い始めたと思います。
私はSONYのマイページに購入製品を登録していて、それで購入時期がわかるのですが、それによるとReaderという専用端末を購入したのが2012年のことでした。この時を思い出すと、選択肢としてはAmazonのKindle、楽天のKobo、そしてSONYのReaderだったのですが、当時はまだ三者が競っているという状態でした。以前からのSONY党である私は、あまり迷わずSONYを選んだのですが、ここまでSONYが凋落するとは思っていませんでした。印象としてはKidleの独走状態と思っていたのですがKoboは頑張っているんですね。SONYの一人負けなのか、、。
SONYは既に専用端末の製造も中止しており、新しく買い替えることもできませんが、その後に買ったKindleと比べても、文字の読みやすさなどはむしろ勝っていると思います。まあ技術力の高さをアピールしつつも、ソフトの弱さや販売力のなさで敗退を続ける、SONYあるあるです。
写真の写りが悪いので良くわからないですが、年式は6年程古いにもかかわらず右のReaderの方が字体がシャープで読みやすく、電子ペーパーもより白く明るいです。Kindleのほうは全体に暗く文字にも滲み感があります。まあKindleも廉価版の大分古い機種ですから買い替えたいところで、特にフロントライトがなくて、暗いところで読めないのは電子書籍としては不便です。
専用端末はこの2台で、その他スマホ、タブレット、PCでも読める環境にあります。ちょっとした外出なら専用端末を持ち出すことはあまりなく、通常はスマホで読書しています。バッテリーは専用端末が断然長持ちしますから、出張などの際は持って行ってましたが、出張がなくなった今は家での利用が主ですね。スマホより目に優しく、画面もほぼ文庫本サイズで、スマホ画面よりはかなり大きいですから読みやすいです。
しかしスマホの便利さは確かにあり、それひとつ持っていれば読書も含めてほぼ事足りるというのはとても助かります。私はメールのアドレスはフリーアドレスを使っていますので、外出先でもスマホでメールチェックができます。Suica等の電子マネーも入れていますから、電車やバスに乗るのも含め、日常生活の大部分がスマホでまかなえるというのは一昔前なら考えられなかったですね。
ただ写真入りの雑誌や漫画ならPC、タブレットの大画面でないと老眼の身には厳しいですし、小説なら専用端末がやはり一番読みやすいです。ですから私にとってのスマホはやはり汎用製品なのですが、娘の場合はどんな場面でもスマホがメイン機種となっているようです。家でいる時もPCを開くことは少なく、リビングでゴロゴロしながらスマホを眺めています。老眼じゃないというのは羨ましいですね。
ただ、娘は完全なスマホ派ですが、息子の方はどちらかといえばPC派で、家でいるときは殆ど机で画面に向かっていました。4歳年の差があるのですが、息子の方がスマホの普及より前にPCでネットの世界に入ったという事なのかも知れません。
再生の為に使っているソフトの方は、利用開始順に、ebook、SONYのReader、AmazonのKindle、楽天のKobo、マガポケ、サンデーうぇぶり、ヤンジャン!、まんが王国等々となります。スマホを見ていると、やたらと無料漫画の広告が出てきて、中にはいかがわしいものも多く、つい誘われそうになりますが、今のところは大手少年漫画3社以外では、まんが王国+α程度にとどめています。