シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

娘の愛機FTR223 始動せず、、?

 

先週末、久し振りに全く予定がなくフリーとなった娘は、前日の那須行きに続いてこの日曜日はバイクに乗ると決めていたようです。

 

本当は先日妻と私がクルマで行った蓮沼海岸に、海を見に行く予定だったようですが、雨の心配は無さそうなものの薄曇りという空模様でしたので、それなら海の景色もそう期待できないと考えたのか、やっぱり近場をゆっくり走ることにすると言って出掛けて行きました。

 

私は前夜あまり寝られなかったもので、娘が出掛けた後朝食を食べて少し寝直すかと思っていたところに娘から電話が掛かってきました。このタイミングでの電話はドキッとしますが、事故とかではないものの愛機FTRが始動せず出発できないとのSOS電話でした。
聞いてみると、セルは廻っているがチョークを引いても戻しても一向にエンジンはかからず、その内にセルも弱々しくなってきたとのことでした。燃料コックは開になっているそうですし、前回は私が乗りましたので、当日娘がいじっていない以上はそれは間違いありません。その時はエンジンの始動性にも全く問題ありませんでしたし、バッテリーが弱っているような兆候もなかったのですが、取りあえずはバッテリーが弱っていることを想定し、ジャンプスタートのセットを持ってガレージ(トランクルーム)へ向かいました。

 

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これはR1200Rで北海道ツーリングした時(2017年)に、念の為にと持参したセットです。非常用のバッテリーとしても使えますので、定期的に充電していたのが初めて役立つ時が来ました。

 

あたふたと顔を洗って歯を磨きトランクルームまで行くと、娘がFTRの傍で所在なさげにスマホをいじっています。
早速始動を試みますが、セルは確かに回るものの一向にエンジンが目覚める気配はありません。メカに全く自信はありませんが、若い時に聞いたことのうろ覚えで、もしかしたらプラグがかぶったのか?それならまずアクセルをガバッと開いてセルを回し続ければ、エンジンがかかる可能性があるんじゃなかったかな?と思いつき、やってみることにしました。しかし確かにセルの音も弱っている感じがしましたので、バッテリーが完全に上がらないように、持参したジャンプスターターをバッテリーにつないでからです。

 

FTRのバッテリーは左サイドカバーを外して取り出すのですが、バッテリーカバーのボルトがとても固くて車載工具のスパナでは到底回りません。トランクルームに置いてあったボックスレンチでようやく取り外し、ジャンプスターターをバッテリーにつなぎます。
結果セルは多少勢いよく回り出した気はしますが、アクセルを開いてセルを回し続けてもエンジンはウンともスンとも言いません。これ以上私の知識の持ち合わせはありませんので、あとはネット頼り。スマホで検索してみるとプラグを外して、火であぶったりして乾かす、固着したカーボン等を取る、となっています。
となると次はプラグを外してやってみるしかありませんが、その前にキルスイッチを切り替えて試してみました。自分のバイクではないもので、ON、OFFの位置をちゃんとわかってはいなかったのですが、セルは回っているのでまさかキルスイッチが切れているとは思っていませんでした。
ところが何のことはないセルボタンの一押しで何事もなかったかのようにエンジンは目覚め、あまりにあっけなくて唖然としました。
・・キルスイッチが切れていただけだったようです、、。

 

それにしてもセルは回ってるよね?何で?となって再度スマホでネット検索してみると、一時期のホンダの機種にはキルスイッチを切ってもセルが回る設定のものがあるとなっていました。「え~~」です。何のためにセルが回る設計にしてるんでしょう?私が知っている限りすべての車種は、といってもたかが知れているのは確かですが、キルスイッチを切ればセル含め全てが作動しませんでしたし、だからこそ「あ、キルスイッチ切ってたな」と気付く、というものだと思っていました。

 

恐らく娘がバイクをトランクルームから引き出す際に、気付かずにキルスイッチに触れてしまったんだろうとは思うのですが、前回私がFTRをしまった時にキルスイッチを切っていた可能性も否定は出来ず、強いことは一切言えませんでした。ただ私は通常キルスイッチでエンジンを止める習慣は無いので、多分私のせいではないと思うのですが、、。

 

ジャンプスターターを接続してしばらく待機している間には、車両を購入した「〇〇ク王」の最寄りの店舗に電話して、JAFで持ち込んだら修理してもらえるか?等の問い合わせもしていたのですが、全部不要となりました。
まあ何事もなかったのならそれに越したことは無いので、娘にはせっかくだからどこか行って来たら?とバッテリーを格納し直して送り出しました。
結局昼前の出発となってしまいましたので、いつもの手賀沼周辺を2時間程流して、それでも久し振りにバイクに乗れたことで満足して帰ってきました。

 

タイトルは「FTR223始動せず、、?」ですが、結果無事始動できた、という顛末でした。

 

 

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