シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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猫との暮らし

 

我が家には今年6月で20歳になる老猫「ロク」がいることはこのブログでも何度か書いてきましたが、今日の読売新聞の編集手帳欄に下のような記事が出ていましたので一部引用します。

 

ペット業界の調べで、昨年中に飼われ始めた猫はコロナ禍前の24%増にのぼった。苦しい世に人を慰めつつ、経済の味方でもあるらしい◆写真集が売れ、猫喫茶が開業し、猫の図柄をあしらって話題になる商品は日本酒や鉄道の切符にまで及ぶ。ネコノミクスと呼ぶそうである。

 

コロナ前から猫ブームは盛り上がっていましたし、それをコロナによる在宅比率の増加が更に後押ししたのは確かでしょうね。
しかしこういったブームの後には捨てられる猫(犬も)が後を絶たないのも現実で、「思ったより大変」「店ではおとなしかった」「臭いが気になる」と、身勝手な理由ですぐに動物保護団体等に引き取り依頼に来る飼い主が増えているのだとか。また在宅勤務中はいつも一緒にいられたため、おとなしく留守番ができないなど、飼い主と離れるためのしつけ不足が原因のトラブルも増えていて、コロナ禍による経済事情の悪化もあわせて、コロナ収束後は飼育放棄が更に増えることが懸念されています。少し前にハスキー犬が人気となり、その後この大型犬を持て余して飼育放棄する例が多発したそうですが、動物保護団体に持ち込まれたならまだしも、猫なんかはハスキーのような大型犬と違ってそっと草むらに捨ててくることさえ可能ですから、そんなことが増えないように祈るばかりです。

 

そういえばフランスではペットショップでの犬・猫の販売を禁止するそうですが、それに関する記事を読んでみると、フランス議会上院で動物の扱いに関する法律の改正案が可決され、2024年からはペットショップなどでの犬や猫の販売は禁止、飼いたい場合はブリーダーからの直接購入や、保護施設からの引き取りなどに限られることになります。また、衝動買いによってペットが捨てられることを防ぐために、購入してから7日間は解約を可能としたうえで、購入者には飼育に関する知識があることを証明する書類への署名も義務づけているそうです。

 

安易に飼い始めないように、飼う以上は責任をもってというのはとてもいいことだと思います。私は日本でもこの制度を導入すべきだと思いますが、、。

 

我が家では21年前にやはり保護猫だった「クー」を引き取り、2年後にマンションの前で母猫から育児放棄されて鳴いていた「ロク」を連れて帰ってから猫との暮らしが続いていますが、その後マンションの規約見直しで今後ペット飼育はできなくなってしまっています。
入居する際はまだペットはいませんでしたが、小型犬・猫であれば飼育可ということは聞いていましたし、現実に飼っている人も居ましたので、最初「クー」を引き取るにあたっても全く心配はしていなかったのですが、その後マンションの理事会でペット飼育の可否について紛糾する事態が勃発しました。マンション販売会社の説明が曖昧で、人によっては犬猫は禁止で、小鳥・ハムスター程度しか認めないという説明を受けていたそうなのです。犬猫が嫌いで、禁止だからという事でこのマンションを購入した、とかいう話が出始めるともう収拾は難しいです。結局飼育派が折れる形で、現在飼育中のペットに限り飼育は認めるが、新たな飼育は禁止という事で決着しました。

 

知人で古い民家を買い取ってまで保護猫の世話をしている女性がいるのですが、最近多いのは飼い主が高齢となり飼育放棄された子とか、飼い主が亡くなってしまった子とかで、成猫が多いので引き取り手を探すのも苦労するのだそうです。我が家でも協力したい(というより普通に猫が飼いたい)のですが、上のような事情で難しいのが現状です。こうなったら「ロク」に一日でも長く頑張ってもらうしかありません。

 

最後に、里親と里親探しをする団体・個人の間の闇について書かれた記事を紹介します。考えさせられる記事です。

 

haisha-help.com

 

 

 

 

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