シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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我が家の長寿猫「ロク」、急病でとても心配しました。

 

これまでも何度か紹介してきましたが、我が家には来月6月2日で満20歳となる、「ロク」というおばあちゃん猫がいます。

 

 

6月2日というのは我が家に連れてきた日であり、その時点ですでに生後数週間は経っていたと思いますが、便宜上この日を誕生日としています。ですから実際には既に20歳になっているのかも知れません。

 

数年前に、若い頃からずっと硬化してかさぶた状になっていた右後ろ脚の肉球を、自分から噛み破ってズタズタにしていまい、以来毎日の洗浄と薬塗布、包帯巻きが私たちの日課となりました。上の写真の緑の包帯がそれです。
肉球を元通りにするには手術が必要だが、もう高齢であり麻酔をしての手術は命の危険を伴うのでお勧めできないと獣医さんには宣告され、この対症療法をずっと続けていくことになりました。傷口はふさがっても薄い皮膜が歩行に耐えるほどの厚さに戻ることはなく、傷が治った後も保湿と包帯は欠かせないんだそうです。ロクにとっても大変なストレスですが、我々も全員が宿泊で家を空けることはできなくなりました。また傷口がふさがりかけた頃にはきまって激しく足に噛みついて、また傷が広がって血だらけになる、ということを繰り返していて、傷がふさがる間もありません。多分治りかけの時には痒いとかムズムズするとかの感覚が生じて、イライラして噛みついているのだと思います。

 

ですから、父の納骨の為の岡山行きも当初から全員日帰りで帰ってくる予定だったのですが、前日の夕方になってロクが急に苦しみ出しました。それまでは何事もなく過ごしていて、朝方などは元気に室内を走ったりもしていたのですが、夕方になって突然大きな唸り声をあげたり、身をよじってよろけ歩いたり、よだれをたらしたり、更には寝床で脱糞までしてしまいました。いつものロクはトイレについては潔癖で、トイレ以外で大小便することはありませんから、これはやはり尋常とは思えません。急なことで私たちもうろたえたのですが、幸い家族3人共在宅中で、しかも獣医さんがまだやっている時間だったので、急いで診てもらいに行きました。
獣医さんは混んでいて、3~4人待合室で待っている状態だったのですが、この頃にはロクはケージの中でじっと固まってしまい、気が気ではありませんでした。この動物病院は獣医さんが一人で切り回しているので、施術室で治療中には急患で見て欲しいと伝えようにも伝えるすべがありません。そこでクルマに戻り車内から携帯で電話をかけて容態を伝えたところ、すぐに診るから連れてきなさいとのことで、先客の方々には悪いのですが、優先的に診てもらうことが出来ました。

 

病院では診察の後、鎮静剤、吐き止め、ステロイド、栄養剤が入った大きな注射を背中に打ってもらい、ロクの様子も随分落ち着いてきましたので、当面これで様子を見てくださいということになりました。命にかかわるようなものではないとの見立てで、ひとまずは安心しました。先生によれば消化器系の不調で気分が悪くなり苦しんでいたのだろうとのことです。ただ高齢でもあり安心はできないので、しばらくは注意をしておくことと、あまり食べすぎないように、今後は食事の与え方を考えてくれと指示されました。
これまでウチでは、ドライフードと水は常に食器に入っている状態で、更に欲しがったらチュールとか缶詰とかをおやつとして与えていたのですが、猫も高齢になってくると食欲中枢がうまく機能しなくなり、与えられるだけ食べてしまって消化器系に負荷がかかることも多いのだとか。犬はそうだという話は聞きますが、今後はロクも適量を考えてその都度与えるやり方にしなければならないです。

 

病院でしばらく経過観察をして、落ち着いたところで帰ってきましたが、さっきまでとは全く違って普段のロクに戻ってきました。一安心です。
押入れの寝床に戻り、ウロウロと安楽姿勢を探した後、毛布の下に潜り込んでお休み体勢の完了です。

 



翌日は、父の納骨の為に朝早くに家を出て岡山に向かい、夜遅く帰ってくる予定だったのですが、こういった事情で妻はロクの様子を見守るために留守番となりました。
でも父も大の猫好きでしたから許してくれていると思います。

 

 

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